メッキ加工料金設定について
2019年10月19日
メッキ加工の料金設定は各メッキの種類や加工会社、業者により変わります。例えば弊社で特化している装飾クロムメッキ加工はスチール製の机や椅子等にメッキをかける方法では無くて、自動車やバイク、トラック等の見栄えのクオリティと雨や風、四季折々の気象変化に対応した上で、高速自動車道路などでの飛び石、夏などにフロントガラスにこびり付く様な虫の死骸等がクロムメッキパーツに付着してからの劣化具合など、通常のクロムメッキ加工とは全く違う工程で行います。その上でメッキ加工の料金背一定のお話をさせて頂こうと思いますが、机や椅子などに特化して装飾クロムメッキ加工を施すている工場は通常、メッキ加工したい物の材質よりも大きさや形状、そしてロット数、納期などを全体的に考えて責任者が判断して加工賃をお客様にご提示致します。当然、この様な算出方法は各会社によっても考え方が違うので全社がこの様な事は無いのですが・・・どの業界もこの時代、加工賃で倍以上違う様な業界は無いと思います。自動車やバイク、トラック等のメッキ加工に特化した工場も加工賃が倍以上違う事は考えにくいと思います。しかし今日、電気メッキ加工(湿式メッキ加工)で無い方法で量産品を製作されている業者様もいます。そのパーツの見栄えは電気メッキ加工(湿式メッキ加工)よりも劣り、皆様もご承知の様に長持ちも致しません。何故、この様なメッキ加工方法が誕生したか、様々、理由は御座いますが価格が安い事が大きな理由です。個人様依頼でのロット数が少ない場合はお値段も高くなりますが・・・・弊社は電気メッキ加工でしかも部品によってメッキの厚みを変えて行い、また、部品の材質や形状によっても加工方法を変えます。その上で、お客様のクロムメッキ加工の拘りを3段階に分けて上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)、中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)、下メッキ加工(所謂、町のメッキ屋さんレベル)の中で弊社の営業が検品時に丁寧に各メッキランク、部品ごとにご説明をさせて頂いた上で、お客様にその3段階から選んで頂く事が出来る様になっております。この方法は私が言うのもおかしいですが、お客様にとっては画期的な事だと自負しています。お客様それぞれ見栄えのクオリティに対する追求も錆びにくさの追求も、全く違いますし、加工賃が限られているお客様や、納期が無いお客様もいます。お仕事を頂く側である弊社の楽なやり方で言いますと全てのお客様に最高級モーターショー用クロムメッキ加工で仕上げた完成品を現物を見て触ってビックリして頂きたい気持ちはありますが、弊社の中ランクである分厚いメッキ仕上げのレベルは大手自動車メーカー様のレベルより高いと業者様からは言われております。(亜鉛ダイカスト等のアンチモニ製部品、素材の状態にもよる)因みに再メッキ加工での工賃で例えるならば、ハコスカやケンメリのフロントバンパーは1700ミリ弱位です。弊社の分厚いメッキで素材の程度が良い状態で85000円から、板金加工は含みません。下メッキ加工で言いますと基本料金は35000円から価格設定しております。
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