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スズキカタナ400と1100のステッププレート、シートブラケットにメッキ加工

上の写真は、ステッププレート左右1994年式スズキのカタナ400の純正部品です。もう1つは1990年式カタナ1100のステッププレートシート受け前のブラケットです。素材は全パーツスチールです。スズキのカタナは1980年代頃から初代が誕生して現在も世界的に人気のバイクです。(一時期生産中止されていました。)両パーツ共にクロムメッキ加工を施してバイクに装着すると大変綺麗に見えます。今回のお客様は業者様で綺麗にしたい箇所に分かりやすく見える側と印を付けて頂いています。ボディ側は見える事が無く、加工賃もお安く済むのをお分かりになられてこの様に印を付けてくれました。剥離は部品の前面になりますが、バフ研磨作業は両面より片面の方が当然手間が半分になる事からお安くなります。もしこのブログをご覧になって弊社にメッキ加工を出されるお客様や業者様はご覧の様に印を付けて頂いてご発送される事をお勧め致します。業者様のご指定で今回は厚メッキ加工(中ランク)で加工をお受けさせて頂きました。それでは加工方法をご紹介させて頂きます。全4パーツ共に剥離致します。素材的にはカタナ400のステッププレートよりもご覧の様に1990年式のカタナ1100の素材が悪いです。元々新品でも素材の表面が悪かったのかも分かりませんが・・・・目を凝らして見てみるとスチール表面にザラザラした様な物が見え、又、加工する上での傷の様な物も確認できます。ブラケットの形状はバフが当たり難いので上メッキ加工を選択したとしてもツルっとした面にはならない事が想定されます。この様な時にはクロムの下地の銅を3度漬けすると幾分ましになる事が御座います。もう一つは鏡面ポリッシュ用ルーターで磨きこむと言う方法も御座います。しかしその様な場合は追加料金が発生致します。これらの見栄えのクオリティは各お客様のお考えによりますので弊社はお客様のご希望通りで仕上げさせて頂いております。弊社の厚メッキ加工(中ランク)で大手トラックメーカー様の純正クロムメッキバンパーと同じメッキ厚になります。この様なバイクパーツで有るならば中メッキ加工で十分な仕上がりになります。皆様も大手自動車メーカー様の純正メッキ部品を起点にお考え頂くと商談がしやすくなります。話を戻しましてバフ研磨後は銅メッキ加工を行って2度目のバフ研磨でピンホールを埋めます。そして2回目の銅メッキ加工を行いニッケルメッキ加工、そしてクロムメッキ加工を施します。

1970年代ブルーバードクーペの純正エアーダクトマスコット経年劣化樹脂に再メッキ加工

上の写真は1970年代に製造されたブルーバードクーペのドア横に装着されている純正エアーダクトダミーマスコットパーツです。ご覧の様に少しメッキが残っておりますが経年劣化から新品の様な状態とは程遠い見栄えです。約50年程年数が経っていますので当然メッキの光沢も無くなり、部分的に塗装やメッキが剥がれてしまうのは物理的に仕方が無いと思います。実はこのブルーバードクーペのエアーダクトダミー純正部品の片側だけ、お客様が良かれと考えられてブラスト(ショット)をメッキ面に当てられた為に片方だけ樹脂その物が表に出てしまっています。実は金属部品のメッキ及び樹脂製品のメッキはどちらも再メッキ加工(リクローム)する際にメッキは剥離しなければいけません。部品の表面に付着している塗装やメッキをブラスト(ショット)で剥がせたとしてもクロムメッキ加工の工程上及び見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティが極端に落ちてしまいます。こうなればお客様にとって何も良い事がありません。なのでお客様がメッキ加工を施したい部品に手を加えて頂かなければいけないのは、上の写真で言いますと部品裏面の樹脂ステー部分(小さなネジで留めている箇所)を分解して頂く事です。メッキ加工と関係の無い部品は外して頂いた上で弊社にご発送して頂く事が望ましいです。今回のパーツはお客様が裏面の小さなネジを頑張って外して頂きましたが、ネジと樹脂が経年劣化により一か所はねじ山部分と割れてしまい、残りの小さなネジは動かなかった様です。この様になった場合は、弊社の代理店様のレストア専門店で分解して頂く事になります。万が一分解出来なければメッキ加工が不可に残念ながらなってしまいます。それではこのブルーバード純正エアーダクトダミーの再メッキ加工の方法をご紹介させて頂きます。この部品の素材はABS製樹脂です。経年劣化によって色が黄色みを帯びてしまっていますが元はこの様な色では御座いません。ABS製樹脂は皆様もご承知の様に石油製品ですので酸やアルカリに大変弱い為に、剥離剤に弱いです。場合によれば部品が割れてしまいます。こうなっては元もこうも御座いませんので、部品の裏面を使い剥離剤で素材の反応を見ます。これに合格するとメッキ加工が可能と言う事になります。経年劣化性樹脂部品にメッキ加工や再メッキ加工をお受けさせて頂いたとしてもノークレーム扱いとなります。(新品未使用樹脂部品は大丈夫です。)経年劣化性樹脂部品を強引に剥離剤に付けると割れてしまいます。ひび割れを起こす事は珍しくありません。ひび割れの場合は弊社の上メッキ加工で加工を施すと綺麗な見栄えになります。特に旧車等の樹脂製経年劣化部品は弊社にご相談下さい。

2000年式ハーレーダビッドソンFXDL用純正ヘッドライトバイザーメッキ加工

上の写真は2000年式ハーレーダビッドソンのアルミニウムダイカスト製FXDL用ヘッドライトバイザーです。このパーツを弊社にご依頼して頂いたお客様は個人様で、ハーレーダビッドソン正規販売店やインターネット販売でパーツを探されても物が無いのでメッキ加工依頼して頂きました。似たようなパーツで正面の穴が開いていない物は有った様です。しかし元々の形状にオーナー様は拘りを持たれていて、どうしてもこの形状で綺麗な高品質のクロムメッキ加工を施している状態で装着し愛車に乗りたいと言うお気持ちです。弊社にメッキ加工の事に付いてご相談される殆どのお客様は、このオーナー様と同じ気持ちでお考えになられております。ですのでお客様のお気持ちは痛いほど分かります。量産車の多くは自動車、バイク、トラック等モーター関連の純正品在庫は国産、外国産問わず約10年ほどすると部品生産されていない事が多く部品在庫が無くなれば普通に購入する事は出来ません。この為に、愛車を長年大切に乗られているお客様が故障や事故に残念ながらおわれたりすると、現状装着されている部品をレストアするしか方法が無いのが辛いところです。それではこのパーツのメッキ加工方法をご説明させて頂きます。今回お客様が弊社のメッキランク中メッキ加工(分厚いメッキ)を指定して頂きました。まずは脱脂作業を行います。写真の一番目に黒色の部分が見えると思いますが、これはヘッドライトバイザーにボンドか何かでアルミニウムかステンレスか板を張り付けています。この板の素材を調べなくてはいけません。そうしないと加工の仕方によっては、この板が溶けて無くなったり素材自体が傷んでしまう事になりかねます。この様に素材が違う恐れのある複合素材部品をメッキ加工する場合は慎重に加工する事が望まれます。メッキ加工とは塗装の様に簡単では無く、部品の素材によって加工の仕方が違います。毎日同じ製品をメッキ加工する事は簡単ですが、弊社の様に単ロット部品も喜んで加工をお受けさせて頂く業者は、失敗が無い様に慎重に作業をします。失敗して希少価値の高い部品や製造されていない部品等、素材と違った工程で溶けて無くなってしまったり、部品に薬品によるダメージを負わせてしまったら取り返しがつきません。このブログをご覧になられている業者様や個人様の中には専門業者様では無いところに依頼されてとんでもない状態で納品された事が有る悪い思い出が有る方は少なくないと思います。弊社はこの様な事が無い様に徹底的に素材と部品の状態を調べてからお客様にメッキ加工のご商談をさせて頂いております。

1969年式ホンダCB750Fоurのリアフェンダーを板金後に再メッキ加工

このパーツはホンダCB750Fоurのリアフェンダーです。これが製造されたのは1969年式ですので50年前に出来た物になります。上の写真をご覧になりますと、このバイクをご存じの方はお気付きなられたと思いますが、ナンバープレートの取り付け穴周辺に大きな凹み部分とフェンダー上部の左右に純正では無い大きな2つの穴、フェンダー下部先端に1ミリ程度に割れている痕、表面に小さなえくぼ痕が有る状態。今回ご依頼して頂いたお客様はバイク屋さんです。このバイク屋さんもインターネット販売や様々な方法で程度が良いCB750Fоurのリアフェンダーをお探しになられた様なのですが、希少価値が高く中々手に入らない。それで弊社に上記で述べた板金加工したい箇所と再メッキ加工をご依頼して頂きました。このフェンダー自体はスチール製で出来ていますが50年経っているのに経年劣化による錆や腐食痕はあまり見当たりません。恐らくこのバイクを大切にオーナー様が手入れされていた事が分かります。ですのでシアンによるメッキ剥離後、フェンダーには腐食痕は表れないかも分かりません。この事はご依頼主様にとって大変良い事です。その理由はずばり加工賃が安く済む事にあり、見栄えのクオリティも上がります。それでは、この1969年式ホンダCB750Fоurのリアフェンダー板金加工及び再メッキ加工の工程をご紹介させて頂きます。剥離後にスチールフェンダー表面にご依頼主様より指定して頂いた板金加工を要する以外の箇所にえくぼ痕や腐食痕が見当たらないかをチェック致します。この時にご依頼主様が板金加工指定されたいない個所に不具合箇所が有れば、直ちに弊社営業からお客様にご報告をさせて頂いております。その時にお客様が追加で板金加工をされる様でしたら、その事を板金職人に伝え指定個所も含めて板金加工を施します。弊社の板金技術は旧車を専門に扱う老舗のレストア専門店様もビックリされる様な綺麗な仕上がりが出来る熟練職人が作業しております。(過去の弊社のブログを参照して頂ければお分かりになられます。)まるで板金加工を施した個所が全く見当たらない様な仕上がりです。しかしながらパーツの表面が経年劣化によって腐食痕が全体に出てしまっている様な場合は弊社の上メッキ加工をお勧めさせて頂いております。話を戻しまして熟練板金職人による加工完成後、バフ職人が元々素材に有るピンホールや板金された個所等をならして鏡の様に磨きこんでいきます。そうする事でメッキ完成後の見栄えのクオリティが増します。(因みに弊社はバフ研磨加工で420番手まで磨き込み致しますので、この時点で顔を近ずけると顔が綺麗に写ります。)その後、フェンダーに銅メッキを施して2回目のバフ研磨作業です。この2回目のバフ研磨の意味は、銅メッキがバフ磨きにより削れ、その銅の粉がスチール表面に残っているピンホールや板金個所とその横の溝に入り込む意味があります。続いて2回目の銅メッキ加工、ニッケルメッキを分厚くし、クロムメッキ加工致します。仕上げに細かい粒子の磨き粉で完成品の表面を丁寧に磨いて終了となります。この様に丁寧な作業を施す事によりお客様がビックリして頂くような仕上がりになります。

S37年式クラウン2RS31バンパーを再メッキ加工

この写真のパーツは昭和37年式クラウン2RS31(観音開き型)純正フロント、リアバンパーです。長さは共に1850ミリでスチールの厚みが他の旧車より分厚く頑丈に出来ている独特なバンパーです。弊社では過去に4台再メッキ加工した経験が御座います。3年ほど前にトヨタ本社等、各販売店様で所有するこのクラウン2RS31純正メッキパーツや内装、外装をレストアして現在、販売店のショールームに展示しています。かなり希少価値の高い自動車で有る事に間違いは御座いません。今回のご依頼主様は自動車工場様で、オーナー様は個人様です。写真をご覧の様にフロントバンパー、リアバンパー共に経年劣化による腐食痕や錆、光沢が無い状態ですが、57年前の物にしては大変に保管状態が良かった事が想定されます。先程の言いました様に弊社が過去に観音開き型クラウンを再メッキ加工したバンパーはもっと経年劣化や錆が酷く、物によればバンパーに歪みが生じている事さえ御座いました。当然、これらの過去再メッキ加工をさせて頂いた観音開き型専用バンパーも綺麗に仕上げさせて頂きました。弊社のメッキ加工や再メッキ加工にはお客様のご要望で3ランクに分けさせて頂いた上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工の中から選択して頂く様になっております。なぜこの様にランクで分けているのかと言いますと、お客様お一人、お一人で再メッキ加工後の綺麗さや光沢感、錆びにくさ、所謂腐食しにくい、板金加工が必要か等、様々な考え方をお持ちです。この様々なお考えにお答え出来る様に弊社で各ランク分けする事によりお客様がお考えになる再メッキ加工やメッキ加工をご提供出来る様にさせて頂きました。過去の実績に於いて沢山のお客様が弊社のリピーター様になられているのが証と言えます。それでは、今回のお客様は弊社のどのランクをご希望されているかと言えば上メッキ加工になります。この加工方法はシアンによりメッキ(銅、ニッケル、クロム)そして錆を溶かしてスチールその物に致します。この剥離後の素材に現れる腐食痕やピンホール少々の金属のえくぼ痕や傷をアルミニウム製金属パテとプライマー処理で表面補修を行い、そのプライマー表面に通電効果を出し銅メッキ加工、バフ磨きによるピンホール埋め、再度銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工と言う熟練職人が凄く手間を掛けて行う画期的な技法で行います。この技法は何処の工場でも出来る技法では御座いません。自動車やバイク、トラックの再メッキ加工はこの技法が一番綺麗で、光沢が有り、尚且つ腐食しにくいと言うメリットが御座います。

船舶用ハンドル、スピードレバー、噴射口部品にメッキ加工

この部品は、船舶用のハンドルとスピードレバー、噴射口です。素材は全てアルミニウム製でご覧の様に腐食が表面に現れています。新品未使用品では御座いませんので、当然海の塩分等により腐食していると考えられます。今回、ご依頼して頂いたお客様はリピーター様ですが、以前は当社のメッキランク下メッキ仕上げでご依頼頂きました。今回はランクを一段階上げられての仕様となります。アルミニウム素材の腐食は表面が独特なブツブツが現れます。それから腐食が進むと青い錆が表れてきます。反対にスチール素材の部品である旧車のバンパーやバイクのマフラー等は、皆様がご存じの黒いブツブツや黒い錆の塊が出来たり致します。この錆の状態によって部品が何で出来ているかが分かったりもする訳です。スチールは磁石に近づけると引っ付くような反応をしますが、アルミニウム素材の場合は磁石を近づけても引っ付く等の反応は致しません。この事は、小学生中学年の理科の授業で皆さんも勉強された事と思います。スチール部品の場合、腐食痕や部品の歪み等にろうによる板金加工はさほど難しいものでは御座いませんが、アルミニウム素材の部品の場合、腐食痕や歪みなどの板金加工はかなりの技術が必要となります。その理由の一つにアルミニウムの素材は柔らかいところに難しさがあります。スチール素材の部品は堅く高温に強い性質があります。この違いがろう漬け板金が容易かどうかと言う理由になります。アルミニウム素材の部品で新品未使用品が手にはいらない希少価値が高い場合でお客様のご予算が有る場合は、当社のメッキランク上メッキ加工をお勧めさせて頂いております。この加工方法はアルミニウム素材の部品表面に付着している塗料や錆とめのアルマイト、メッキ等の不必要な付着物を剥離後、細かな粒子で出来ているアルミニウム製金属パテにより腐食痕やピンホールを埋めて表面の生地を新たな物にする画期的な方法です。この施工方法により、アルミニウム素材の腐食が酷く板金加工が出来ない状態の物等も綺麗にクロムメッキが仕上がる事が出来るのです。この方法は町のメッキ屋さんでは出来ません。加工賃はお高くなりますが、新品の状態を取り戻したいお客様は是非とも当社のメッキランク上メッキ加工か中メッキ加工を選択される事をお勧め致します。話を上の船舶部品のメッキ加工に戻しましてハンドルとスピードレバーは中メッキ加工で腐食は消えるレベルにあるかも分かりませんが、噴射口の錆の状態から考えますと上メッキ加工でなければ腐食痕は幾分、残る事が予想されます。これらの仕上がりの状態は各お客様の考え方によって違いが御座いますし、予算や納期にも影響が御座います。

メッキ加工の役割から見る!メッキ加工の用途

製品や部品をメッキ加工する場合、重要になるのが装飾・外観・機能・性能といった面での向上と改善です。メッキ加工における様々な役割、用途、処理方法について詳しく理解してみましょう。錆防止役割があるメッキ加工が向いている用途は?錆防止に効果的なメッキ処理では「装飾用クロムメッキ」(当社はこのメッキに特化しています。)が一般的です。装飾用クロムメッキは錆とめだけでなく、光沢の美しさ、潤滑性にも優れています。自動車、バイク、トラック、自転車などの金属の部品、樹脂の部品、時計、カメラ、眼鏡のフレーム、家電、照明器具、インテリアなど様々なものに有効です。装飾用クロムメッキは美しさと耐久性を兼ね揃えたメッキ加工です。アルミ素材専用で錆防止を行いたい時のメッキ加工には「白アルマイト処理」があります。アルミ素材の防錆だけでなく色合いを変えたい時にも有効です。白色だけでなく任意の色でカラーリング出来るのも特徴の一つです。(通称、カラーアルマイト)主な用途としては、工場製品、建材、家庭用品、装飾品などです。室内のカーテンレール、自動車の部品、ネジ部品といった小さな部品の錆防止に向いているメッキ加工として「亜鉛メッキ処理」もあります。機能・性能面を付加する役割もあるメッキ加工はどんな用途で使われる?硬くしたい、滑りをよくしたいといった機能面・性能面を向上させたい時にもメッキ加工は効果的です。硬くしたい時のメッキ処理で一般的なのが「硬質クロムメッキ」です。硬さが出る、摩耗しにくい、厚みを増やす事が出来るといった特徴があります。主な用途は自動車、バイク、トラック、自転車の部品、ベアリング、シリンダー、ピストン、工具、金型部品など。摩耗が激しい部品のメッキに最適です。滑りを良くしたい時のメッキ処理では「テフロン無電解ニッケル」「PーiN処理」などがあります。いずれの処理でも潤滑性、撥水性、耐摩耗性、耐薬品性を向上させる事が出来ます。ピストンリング、バルブ、成型金型、など特に滑りを良くしたい部品、水をはじきたい部品に用いられます。装飾性にも優れる!モノづくり現場で欠かせないメッキ加工は専門家への依頼がお勧めです!メッキ加工は装飾、機能、性能といった面も含めて素材の外観と働きを更に向上させる事が可能となります。当店は大阪工場、埼玉工場、東京工場、静岡工場が御座います。日本全国に対応しております。様々なモノづくり現場で欠かせないメッキ加工は専門店の光沢屋にお任せください!

前処理が重要!一般的なメッキ加工の工程を紹介

メッキ加工をより美しく、より高品質に仕上げる為に重要なのが前処理工程と後仕上げ工程です。前処理と後仕上げの技術の良し悪しが、メッキ加工のクオリティーを大きく左右します。金属別で異なる!キレイなメッキ加工の為に必要な前処理工程。ハイクオリティーなメッキに仕上げる為に大切な工程が「前処理工程」です。前処理工程の基本は「予備脱脂」ー「酸浸脱脂」ー「電解脱脂」-「酸活性」ですが、金属の種類によって前処理工程が変わる場合もあります。低炭素銅・高炭素銅・鋳物(アンチモニ)の場合は「予備脱脂ー酸浸脱脂ー電解脱脂ー酸活性」で前処理が行われます。ステンレス銅では「脱脂ー脱スケールー電解脱脂ー酸活性ーウッド浴を使用したストライクニッケルメッキ」となり、銅・黄銅・快削黄銅では「予備脱脂ー酸浸脱脂ーエッチングー酸活性ー触媒活性」となります。ニッケル合金は「予備脱脂ー酸浸脱脂ー脱スマットー酸活性」、アルミニウム合金は「酸浸脱脂ーエッチングースマット除去ー亜鉛置換」となります。キレイを保つ、メッキ加工後の後仕上げ工程メッキ加工後に素材をより高品質にする為の工程に「バフ研磨(メッキ研磨)」があります。バフ研磨を行う事で、素材の表面を更に磨き上げ最高の状態にもっていく事ができます。バフ研磨はどんな金属でも可能です。バフは布製の物、革製の物、ゴム製の物等様々あります。研磨剤をバフに塗り、バフを高速回転させ基材に当てて研磨していきます。このバフ研磨はいわゆる職人技がものを言います。バフ研磨を行うスタッフは微妙なさじ加減で細かい傷を修正し、よりピカピカで光沢のあるものに仕上げていきます。メッキ加工後の素材をより滑らかにしたい、より光沢を出したい時は後仕上げとしてのバフ研磨を依頼しましょう。職人技が光る!美しいメッキ加工をするにはプロの技術で。メッキの前処理工程であれ、後仕上げ工程であれ、しっかりとした知識とスキルが無ければ素材を最善の状態にもっていく事が出来ません。それを可能とするのは導入されている高性能な機材だけでなく、スタッフの腕と職人技です。とりわけバフ研磨の様に繊細な作業の場合、それだけ職人の技量が品質の良し悪しに関わってきます。その為、本格的なメッキ加工を依頼する際は「職人技を持つプロのメッキ加工業者」に依頼するのがベストと言えるでしょう。当店は大阪に御座いますが日本全国どこでもご相談を受け付けておりますのでお気軽にご連絡下さい!職人技が光るプロのメッキ加工をお求めなら光沢屋にご相談下さい!

メッキ加工の種類と特徴

メッキ加工と言ってもその種類や方法は様々です。また、扱う素材によってメッキが可能かどうかと言う問題も出てきます。当社にメッキ加工を依頼する前にメッキの基本的な知識やポイントを押さえておきましょう。メッキ加工は大きく分けて湿式メッキと乾式メッキがあります。湿式メッキはウエットプロセスと呼ばれ、メッキ加工の中では最も一般的なものです。湿式メッキは専用のメッキ液中に基材(メッキしたい物)を浸して、電気的及び科学的にコーティングを行う方法です。乾式メッキはドライプロセスと呼ばれ、水溶液中では無く真空中でコーティングを行う方法の事を言います。乾式メッキは真空容器の中に基材(金などの材料)を入れ、高温加熱をして金属を気化させる事で成膜を行います。高温加熱によって蒸気を発生させる方法なので別名蒸着と言います。簡単に説明しますと湿式メッキは水溶液中で、乾式メッキは真空中で行うメッキ加工と言う事になります。湿式メッキの種類、電気メッキ、無電解メッキの二つがありります。電気メッキはその名のとおり電気のエネルギーを利用してメッキ加工を行う方法です。水溶液中に基材を入れ通電を行い、電気分解を発生させる事で金属イオンの膜を形成します。電気分解を行うので電解メッキと呼ばれる事もあります。電気を使ったコーティングなので、電気を通す導体(治具)を使用しなければなりません。(当社では白金を用います。)無電解メッキは電気では無く化学反応のエネルギーを利用して行う方法です。水溶液中に基材(メッキしたい物)を浸し、還元剤をを用いて化学反応をおこし成膜を施します。別名を化学めっきとも呼ばれます。無電解メッキは通電を行わないでプラスチック(ABS等)やセラミック等金属以外の素材にメッキが可能です。電気メッキと無電解メッキ大きな違いは、無電解のメッキの方がよりバランスよく、より厚くコーティングが可能と言う点です。(自動車部品やバイク部品、トラック部品に関しては電気メッキの方が良いです。)目的にピッタリのメッキ加工をするには専門業者をお勧め致します。(メッキ工房光沢屋)メッキ加工と一言で言っても用途や目的は人それぞれです。失敗しないメッキ加工を行うにはやはり専門業者に依頼するのがベストです。金属だけでなく樹脂素材や多くの素材を取り扱っている私ども専門業者に依頼して頂ければご満足して頂けるでしょう。メッキ加工の光沢屋なら金属製部品や樹脂製部品、大きな素材にも加工出来ます。お気軽にご相談下さい。

古い部品にメッキ加工を施したい場合の注意点

本日のブログは古い部品に装飾クロムメッキ加工を施したい時に注意すべき点をお話しさせて頂きます。その一つの例として上の写真は過去当社が加工をお受けさせて頂いた旧車トラックの希少価値テラヴィの写真です。ご覧の様にトラックにドアが装着させているのでこの様に車両工場でドアをキャブから外して貰わなくてはいけません。次に2枚目の写真を見ればお分かりになられると思いますがアウタードアハンドルや鍵穴付属品等はご覧の様に取り外ししなければいけません。このドアの裏面には普通自動車と同じように樹脂製インナードアパネル、インナーハンドル、ロックボタン、ドアガラス、電気配線等、様々なドアに付属部品が装着されております。これらの部品が装着されていると装飾クロムメッキ加工を施す事は不可能で有る為に必ず付属品などは外して頂いた上で、当社にご発送して頂く事が加工の条件となります。今回は分かりやすくドアを例にしましたが他の部品も同じです。特に自動車やトラック、バイク等の部品には付属部品が装着されている事は珍しくありません。他にも自動車のグリルやバンパーに装着されている傷防止の樹脂製ガード、ライトのリフレクター内部のソケット部品等。装飾クロムメッキ加工を施したい部品特に金属製部品に塗装やメッキがかかっている場合は、当社で剥離作業を施す事が出来ますが部品に装着されている付属部品を取り除く作業は基本しておりません。これにはしっかりとした理由が御座いまして付属部品を外す際に部品を傷つけてしまったり破損させたり、または紛失させる事もあるかもしれないと言う点にあります。お客様第一に考えますと当然この事が望ましいと当社は考えております。お手数をお掛けしますが皆様のご協力お願致します。