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1995式ホンダGB250クラブマン(5型)のマフラー関連部品メッキ加工(再メッキ加工)

上の写真は1995年式ホンダGB250クラブマン

(5型)のエキゾーストパイプ関連部品です。

4ストローク空冷DOHC4バルブ単気筒で希少価値車の

バイクです。

今から23年前とまだ新しいバイクですのでエキゾースト

パイプやフランジや関連部品の経年劣化による腐食は

まだ板金する程では無い様に見えます。

錆がキツイのは見える側では無くて裏面ですので

さほど心配するレベルでは御座いません。

但し、バフが当たる箇所はパイプとパイプの間の狭く

なって行く個所に関しましては鏡面ポリッシュ用バフを

使用しないと磨けません。

これらの写真の部品は5パーツから出来ており全て

スチールで出来ています。

もし、お客様の見栄えのクオリティを求めるレベルが

見えない個所でしかも出来るだけ鏡面ポリッシュし生地を

整えたうえでクロムメッキ加工を望まれる場合は追加料金にて

お客様が望まれる見栄えのクオリティを追求させて頂けます。

今回のお客様は個人様で見えない個所にまではそこまで見栄えの

クオリティを求めてらっしゃらないので当社のメッキランク

中メッキ加工(分厚いメッキ)で板金加工無しのご要望です。

それではその加工方法をご紹介させて頂きます。

まず初めにエキゾーストパイプやその付属部品に付いている

表の煤汚れやパイプ内部の煤汚れを出来る限り綺麗に洗います。

そうする事によりメッキ工場では致命傷となるメッキ液の

汚れを防ぎます。

新品未使用品で煤汚れが無いマフラーやエキゾーストパイプ

部品やその関連部品にクロムメッキ加工する事はメッキ液を

汚す事は当然御座いませんが使用されているそれらの部品には

長年にわたって煤などの汚れがこびり付いたりして中々

パイプ内部の煤が取れないので概ね旧車のマフラー関連部品に

再メッキ加工(リクローム)するクロムメッキ工場は

極めて少ないのです。

話が脱線しましたが煤汚れを取り除きメッキと錆を剥離剤により

溶かしてしまいます。剥離日数は約7日程度です。

剥離終了後はバフ研磨により部品表面を輝きが出るよ様に磨き

鉄粉やバフ粉を専用洗剤で綺麗に洗い流します。

そして銅メッキ加工を行う事により部品表面に銅金属皮膜を得て

バフ研磨作業でピンホールを埋めて、もう一度銅メッキ加工

ニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工のメッキ槽に漬け込み

通電効果で各金属皮膜を得る事が出来ます。

仕上げ作業として細かい粒子の研磨剤で

丁寧に磨いて完成品となります。

メッキ槽が汚れてしまう程のマフラーやエキゾーストパイプの

再メッキ加工(リクローム)は加工不可になる事が御座います。

1953年式三菱ジープ(65年前)の事故による歪みが酷く腐食も酷いバンパーを綺麗にメッキ加工(再メッキ)

上の写真は1953年式三菱ジープの2分割

スチール製クロムメッキバンパーです。

この年代の生産会社名は中日本重工業が生産していた

様です。

三菱パジェロの前身車種だそうです。

70歳前後の方なら懐かしいと感じられるのでは・・・

当時の防衛庁(現防衛省)や警察庁、林野庁等で

使用されていました。

マニアさんの中ではかなり希少価値が高くジープ専門

販売業者様でもそうそう在庫されていない模様です。

その様な希少価値ジープが残念な事に事故により

前の自動車に当たってしまいその自動車は横転し

その自動車に当たってしまった1953年式三菱ジープの

2分割フロントバンパーがご覧の様に歪が酷い状態になって

しまったと言う訳で業者様からこのバンパーを綺麗に修復し

再メッキ加工(リクローム)して欲しいと言うご依頼を

頂きました。

今まで当社でお受けさせて頂いた事故による歪が酷いバンパーの

ご依頼の中ではレベル10を最高に考えると8レベル位です。

そこに65年前のスチール製バンパーですので写真の中に

バンパー裏面を貼り付けさせて頂いておりますが想像通りの

経年劣化が見られます。

この様にパーツの年式が65年ほど経ちしかも事故などに

よる歪がかなりある様な場合どうすればレストアできるか

それをこれから業者様とマニア様に分かりやすく

ご説明させて頂きます。

お客様のご予算が有ればに完全に近い状態でこのバンパーを

修復し再メッキ加工(リクローム)出来る方法からご紹介

いたしますが、最初にバンパー表面に付いているメッキを

完全に剥離致します。

この剥離剤にはシアンを使用致しますがこの時に錆も溶けます。

約7日程でスチールその物になりその時にメッキで隠れて

見えなかった経年劣化による腐食痕が見えます。

次に歪を修正するために熟練板金職人による作業が行われます。

今回は2分割の内1本はまだ歪みがマシなので

これを参考に修復するために昔ながらのトンカチを使用しな

がら叩き出しにより丁寧に元に近い状態に戻していきます。

想像できると思いますがこの形状修復だけでもかなりの

時間が掛ります。

次に形状修復が完了したら細かい粒子のアルミニウム製金属

パテと樹脂パテの混合物を利用しバンパー表面全体に対して

表面補修し更に残りの微妙な歪と経年劣化による腐食痕を

見えない様に隠してしまいます。

そして更にクオリティを上げる為にメッキ用サフェーサー

及びプライマー処理により下地を整えてプライマー表面に

通電効果が出る様に無電解メッキや導電性塗料などで

通電効果を出して銅メッキ加工、バフ研磨による

ピンホール埋め、もう一度銅メッキ加工

ニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工

仕上げに細かい粒子の研磨剤を用いてクロムメッキ表面を

丁寧に磨き完成品となります。

もう一つの方法はバンパーの腐食痕がバフ研磨で綺麗に

なる場合は表面補修を行わないで加工する事も御座います。

バイクパーツのGクラフトにメッキ加工

これらはモンキー用バックステップ類のパーツで

Gクラフト製です。

当然、、メーカー純正では無くて外品になります。

全パーツ数は13点で素材はアルミニウム製です。

宮城県の個人様から当社のメッキランク中メッキ加工

(分厚いメッキ)指定して頂きました。

アップ写真を見て頂きますとGCRAFTの刻印が

打っていますが普通にバフ研磨作業致しますと完全に

刻印が消えて無くなりますのでこの場合は刻印は

磨かないで作業致します。

本当はバフ研磨作業を行った方が表面が綺麗になり

クロムメッキ加工が終了した完成品の見栄えが

良くなるのですが・・・

やはりGCRAFTの刻印はマニア様にとって

消せない物だそうです。

それではGCRAFTのバックステップパーツを

厚メッキ加工を施す工程をご説明させて頂きます。

これらのパーツはアルミニウムの削り出しで出来ており

外品としては大変綺麗に仕上がっています。

メーカー純正パーツよりも断然クオリティが

高い感じが致します。

全ての部品に油分や汚れが付着しているので脱脂作業を

行い表面に不純物が付いていない様に致します。

そしてバフ研磨作業を行いますが先程もご説明させて頂きました

様に刻印付近にはバフを当てない様に慎重に磨きます。

他の小さなパーツも慎重に尚且つ丁寧に磨いていきます。

綺麗に磨いた分だけクロムメッキ完成品として

大変綺麗な見栄えに仕上がります。

バフ研磨作業が終了致しますと1つずつの部品に

通電する為の治具を付けて銅メッキ槽に漬け込み

アルミニウム表面に銅金属皮膜を得ます。

次にもう一度バフ研磨作業を施す事により磨いても

ピンホールが消えていなかった箇所に削れた銅の粉を

ピンホールに埋めていきます。

この作業を行う事により町のメッキ屋さんの様な

ピンホールが目立つような仕上がりにはなりません。

そして2回目の銅メッキ加工へと移ります。

この作業を施す事により更にクロムメッキ完成時の

見栄えが良くなります。

次にニッケルメッキ加工を分厚めに行います。

そしてクロムメッキ加工を施し細かい粒子の

研磨剤で丁寧に磨いて完成品となります。

これらの仕上がりのクオリティは大手メーカー様の

アルミニウム製クロムメッキパーツよりも見栄えが綺麗で

長持ちのクオリティも大変良い出来となります。

大型トラックのキャデラックバンパーや舟形バンパー

今回のモンキー用外品パーツでしかもこの様に

小さなパーツのも純正クロムメッキパーツと

同等ないしそれ以上のクオリティが追求出来ます。

当社のご相談ください。

バイクメッキ加工で45年前のマッハ500SS(カワサキ)ヘッドライトカバーとリムを綺麗に

上の商品は45年前のカワサキの名車

マッハ500SSの純正ヘッドライトカバーとリムです。

ヘッドライトカバー下部に刻印がSTANLEY6-

1034JAPANとあります。

リムとカバーの素材はスチール製です。

そしてリムにはクロムメッキ加工が施されており

高級感の演出、ライトカバーは黒色塗装されております。

45年も経っているにも関わらずクロムメッキが施された

リムは表面には軽く錆が出てくすみが御座いますが

裏面をご覧になられます様にさほど錆が

キツイ状態でも無い、状態としては良好だと言えます。

ですので当社のメッキランクで上メッキ加工を

施さなくても充分中メッキ加工(分厚いメッキ)で

新品にかなり近い状態にまで仕上がるのではと思います。

しかし残念な事に黒色塗装のライトカバー内部の

錆の状態が非常に悪いです。

この錆の状態から想像すると表面の黒色塗装を

剥離致しますと裏面の様な錆が有り更にシアンで

剥離すると錆が溶けて貫通してしまう状態になる

確率が大変に高いと想定されますのでもしかすると

中メッキ加工(分厚いメッキ)に板金加工を

施したとしても新品に近い状態には程遠いのではと思います。

この様な場合は上メッキ加工と言う施工方法が

御座いますがこの方法自体細かい粒子の

アルミニウム製金属パテと樹脂パテを混合した物を

見える側全面に表面補修し下地を新たに

作り直すのですがライトカバーに刻印が御座いますが

表面補修により消えてしまうデメリットが発生致します。

ここでオーナー様がどの加工方法を

選択されるかが肝になります。

もう一つは樹脂製の外品が売られていますので

それを購入したうえで当社の最高級モーターショー用

クロムメッキ加工を施す事も選択肢の中には

有るのではと思います。

2か月ほど前にもその外品樹脂製ライトカバーに

最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施され

愛車に装着されてらっしゃるお客様もいらっしゃいます。

この様な場合は刻印を残したいと上で

板金加工を施し出来る限り綺麗に仕上げたいとお考えの

場合は中メッキ加工(分厚いメッキ)と板金加工

やはり本物のマッハ500SSライトカバー自体を生かし

刻印は無くなってしまっても新品の様な完全に近い

状態でクロムメッキを望みたいとお考えの場合は

上メッキ加工を選択される事が望ましいと思います。

そして本物のライトカバーにクロムメッキ加工を施さなくても

そこにはこだわりが無いと言うお考えのお客様は

樹脂製の外品パーツが売られていますので

それを購入しクロムメッキ加工を施す方法

この3択が考えられます。

今回のオーナー様は中メッキ加工(分厚いメッキ加工)に

板金加工を選択されました。

レーシングカーの小物部品にメッキ加工

上の写真はレーシングカーの部品に

クロムメッキ加工を施した状態です。

鍵の受けパーツ以外はエンジン内部の部品です。

素材はスチール部品が殆どで中に

アルミニウム部品が御座います。

元々、メーカー純正の新品未使用品でしたので

塗装は付いていた物は有ったものの錆などは

御座いませんでした。

これらの部品全て当社のメッキランク中メッキ加工

(分厚いメッキ)で仕上げさせて頂きました。

このランクのメッキ加工のメリットは大手メーカー様の

クロムメッキ加工の分厚さよりも分厚くしかもバフは

420番手仕上げですのでご覧の様にビシッとした

仕上がりになります。

当社のメッキランクで綺麗なのにリーズナブルな

加工賃で業者様から人気を頂いております。

このエンジン部品の小物で一番大変だったのが

写真の中にある皿が12個ありますが

この部品の皿の内部が見える為にオーナー様からの

ご要望で内部を綺麗に磨いて分厚いメッキを掛けて

欲しいと言う事から新品時のユニクロメッキを

剥離した後に専用ルーターに専用バフを装着して

丁寧に磨き電気を通す為に皿外部に治具と

皿外部をはんだ付けしメッキ加工を施しました。

メッキ加工終了後は、はんだで装着している部分を

取りバフで写真の様に綺麗にはんだを削りました。

ボルト類に関しましては少し大きなボルトや

キャップに関しましてはねじ山にメッキが

掛らないのように養生しご覧の様な

仕上がりになりました。

小さなボルトの場合養生したくても出来ないので

そのままメッキか加工させて頂きましたが

取り付けの際不具合が出る事は御座いません。

大きな専用ボルトの場合はねじ山に養生出来る上

そこにメッキがのるとなかなか取り付けが

困難になる為に養生する必要が御座います。

因みに、12個の皿状のクロムメッキパーツは

オイルパンの穴に装着される物で使用目的は

エンジンオイルや様々なオイルが過度な

オイルの圧力からエンジンやその他の

アルミニウム製ダイカストカバーや

亜鉛ダイカストカバー等が割れない為の

防御的な役割が有る様です。

それらのパーツが漏れたオイルの圧力に

耐えられなくなると12個の皿状の部品が

外に飛び出しオイルの圧力を外部に

逃がす役目だそうです。

オイルパンやタペットカバー類はエンジン内部に

存在するのでここまで綺麗に各エンジンパーツを

クロムメッキ加工や鏡面ポリッシュする事は無い様に

思いますが昔からこの様にエンジン内部の見栄えを

最高な状態に整えたり外装部品でも見える箇所は

さることながら見えない部分にも綺麗さを追求する

業者様や個人様は現在に於いてもご要望は大変多いです。

トラックのプラモデル部品にメッキ加工

ご覧の商品はトラックのプラモデルを

組み立てる前の部品になりますが皆様が

これまでにプラモデルを組み立てる前の箱に

入っている中の状態の物とほぼ一緒です。

素材は白色では御座いますがABS素材で

表面はツルツルでシボは一切御座いません。

プラモデルを組み立てる前の枠が付いている

状態の事をラックと言いプラモデルを販売する

多くの専門業者様はお客様にご自分で組み立てが

出来る様にこの様な状態で売られております。

後は、プラモデルだけでは無くてパチンコの

メッキが付いているハンドルやその他パチンコに

関係するメッキパーツやカラーメッキ加工を施す

前はこの様なラック仕上げになっております。

因みにパチンコ関連や白物家電や室内装飾で

業者様で予算が有る方は電気メッキ加工で

クロムメッキ部品をされています。

反対にコスト削減や入り組みが有る様な製品の

場合はアルミニウム蒸着メッキ加工仕上げや

スパッタリング仕上げで加工せれている場合が多いです。

上の写真に貼り付けさせて頂いているトラックの

プラモデル部品にメッキ加工を施して欲しいと言う

ご依頼を頂いたのがトラックの車両を

製作されている代理店様からですが

その代理店でトラックを製作されている個人様から

この様なご要望があったとの事です。

先程、お話しさせて頂きました様にメッキ加工と

言っても様々な加工方法あ有り一番見栄えと

長持ちがするクオリティのクロムメッキ加工方法は

最高級モーターショー用クロムメッキ加工です。

その次にお客様の用途によってその加工方法は

どれが良いかが変わってきますが

当然電気メッキ加工での施工方法です。

次にスパッタリングによるクロムメッキ加工

続いてアルミニウム蒸着メッキ加工となります。

上の写真のプラモデルラック状態で言いますと

パチンコ台で使用される電気メッキ加工です。

この電気メッキ加工の場合最高級モータショー用

クロムメッキ加工と比べるとメッキの厚みが全く

無いので室内で使用する物や大量生産品等に適しています。

この方法のデメリットの一つに入り組んでいる様な

部分にはメッキがかからないと言う事が御座いますので

上の写真で言いますとバンパー部品やそれらの平らな

部品には綺麗にクロムメッキがかかりますが

入り組んでいたり部品の奥行が有る様な状態の部品に

関してはクロムメッキがかからない個所が必ず出てきます。

その為にお客様が望まれるプラモデル全ての部品に

クロムメッキがかかっている様な状態でのクオリティは

望めないと言う答えになりますのでスパッタリングや

アルミ蒸着メッキ加工がこの場合適しているのではと

考えられます。

お客様のご予算がおありになれらるのならこの

ラックから部品を全て取り出した上でチョボを

綺麗に落として1つ1つの部品裏面にプラチナ製治具と

ABSをはんだ付けで引っ付けて最高級

モータショー用クロムメッキ加工が最高級品質が望めます。

FRP製ワンオフモニュメントにメッキ加工依頼

このパーツのパーツは動物の角です。

素材はFRP製でモニュメント製作会社様からの

ご相談です。

このモニュメント製作会社様からは度々新たな

商品開発のご相談をお受けさせて頂いており当社の

メッキランクである3段階でメッキ加工依頼して

頂いております。

今回メッキ加工をご希望の動物の角はFRP専門で

製作されている業者様に委託されて当社に

ご発送されましたがこのFRP製作会社様は

メッキ加工用に製作されていない為にもう一度

製作しなおして当社にご発送して頂かなければ

いけない事になってしまいました。

但し、個人様の場合上の写真の様な状態であっても

喜んでクロムメッキ加工をお受けさせて頂く事が

出来ます。

それではなぜこのモニュメント製作会社様が

下請け依頼したFRP製作会社の動物の角が

作り直しかと申しますとFRP表面の巣穴と

クラックが多い為です。

これはメッキ加工賃が高くなる上にそれだけ

加工に手間が掛る事から納期が遅くなると言う

デメリットが発生してしまうと言う事につきます。

よくあるFRP素材のパーツに塗装を施して

モニュメントとして製品になっている事が多いですが

この時のFRP製作時のクラックや巣穴は

クロムメッキ加工を施す時の状態よりもかなり

FRP表面が汚くても大丈夫なのですが

クロムメッキ加工を施す場合はそうはいきません。

塗料は分厚いですからFRP表面がクラックや

巣穴が沢山あったとしても塗料の厚みで

埋まってしまう隠れてしまいます。

クロムメッキ加工は塗料よりも薄いですから

見栄えが悪く作られているFRP製品に対して

綺麗にクロムメッキ加工を施したい場合は更に

下地修正を加えて加工せざるを得ない事になり

先程ご説明させて頂きましたが

クロムメッキ加工賃がより高くなる上

納期が遅くなってしまうと言うデメリットが

発生してしまうと言う事になります。

今回は24金メッキ加工で施工するパターンと

クロムメッキ加工を施すパターンの試作品でしたので

今後の事を考えるとFRP製モニュメント表面にある

クラックや巣穴を極力綺麗に仕上げてお客様に

低コストで納期が早いと言うメリットを最大限に

ご提供させて頂きたいと言う思いから

この様にさせて頂きました。

FRP製品にクロムメッキ加工を施す

場合だけでは無く24金メッキ加工や銅メッキ加工に

於いても同様に表面にクラックや巣穴が

極力無い状態で製作される事が鉄則です。

と言っても初めての個人様や業者様がこのブログでの

説明でピンとくる事は中々難しいと思いますので

FRP製品にクロムメッキ加工や24金メッキ加工を

施したいと考えてらっしゃいましたら

一度お電話頂ければアドバイスさせて頂きます。

車の内装でインパネ(ポリプロピレン製樹脂)にメッキ加工

上の写真は自動車のメーカー純正

インストルメントパネル(インパネ)です。

このパーツの写真撮影が上下が逆になってしまいました。

見にくいと思いますが申し訳御座いません。

素材はポリプロピレン製樹脂で見える部分の表面は

ツルツルです。

今回のご依頼主様は業者様を通してのリピーター様です。

オーナー様のご要望はこのインストルパネル

(インパネ)の外側だけを最高級モーターショー用

クロムメッキ加工を施して残りの箇所には

この純正の色合いにしたいと言う事です。

このインパネパーツやダッシュボードパーツに

最高級モーターショー用クロムメッキ加工を

施して欲しいと言うご相談やご依頼で業者様

個人様問わず珍しくは御座いませんが

インパネパーツの外側だけクロムメッキ加工を

施したいと言うお客様は初めてです。

やはりインパネパーツの入り組んだ箇所や

その他の全体を綺麗にした方がインパクトが有る

のかなと思うのですが・・・

自動車よりもトラックのマニア様からのご依頼が多い中でも

この様に外枠だけと言うご要望は無かった様に思います。

このお客様はかなりの拘りが有るお客様です。

この様な部分的にクロムメッキ加工を施したい時の

加工方法をご紹介させて頂きますと

このパーツはご覧の様にメーカー純正で新品未使用ですので

剥離作業を行う事は御座いませんので

脱脂作業と呼ばれる作業から始まります。

この作業は字の如く、油分を取り除くと言う事です。

クロムメッキ加工以外の様々なメッキ加工を行う場合でも

この脱脂作業と言うものは不可欠な事で

この作業を行わないで部品に様々なメッキを施すと

油分が付着している箇所にメッキが付かなかったりし

見栄えのクオリティが下がってしまいますし

メッキ液自体も油分が入りますとメッキ液自体も

使い物にならなくなり廃棄処分しなければいけなくなる

場合もあるほどです。

油分等の汚れをインパネパーツから完全に取り除き

ポリプロピレン製樹脂には基本電気による

クロムメッキ加工が出来ないので

下地修正と言う作業を行います。

この下地修正のご説明は当社のブログで度々

皆様にご説明させて頂いておりますので

省略させて頂きますが下地修正して通電効果が出た

インパネパーツにプラチナ製治具をインパネパーツの

裏面2個所にはんだ溶接し銅メッキ槽で電気を流して

銅の金属皮膜をパーツ表面に得る様に致します。

次にバフ研磨作業を行う事により銅が削れて出来た銅の粉を

下地修正したピンホールに入れて

もう一度、銅メッキ加工し続いてニッケルメッキ加工

クロムメッキ加工を施し細かい粒子の研磨剤で

クロムメッキ表面を丁寧に磨きます。

そして、最高級モーターショー用クロムメッキを

残したい箇所に塗装が付かないように養生し

オーナー様ご希望の塗装を表面に施すと完成品になります。

50年前のベンツ280SL純正モールを再メッキ加工する

上のパーツは1968年式

メルセデスベンツ280SLの

純正クロムメッキ製モールです。

一番長いモールは1110ミリで

素材がアルミニウムで出来ており

当然ながらメルセデスベンツですので

クオリティ重視の電気クロムメッキ加工

仕上げです。

2番目に長いモールが300ミリで

素材がステンレスにスチールが多めに

配合されている状態で少し磁石に

反応致します。

一番短いモールは190ミリで

300ミリモールと同じ素材です。

上に各モールの素材がどれだけ

経年劣化しているのかを皆様に

おわかりやすくさせて頂く為に

見にくいかも分かりませんが

アップさせて頂きました。

各モール経年劣化からクロムの

光沢が全く無く表面に錆が出ており

しかもよく目を凝らして見てみると

メッキが膨れた感じで浮いています。

これは完全にモール自体寿命で

有る事が分かります。

ですのでオーナー様は当社に再メッキ加工

(リクローム)により綺麗にして

ほしいと言うご相談です。

それでは今回のモールの状態から

言いますと中メッキ加工

(分厚いメッキ)を選択された場合は

もしかすると板金加工が必要に

なるかも分からないです。

上メッキ加工を選択された場合は

見栄えは完全に新品で当時の

クロムメッキ加工技術から申しますと

科学の発達と共にメッキ加工も

発達しておりますのでそう考えると

当時のメルセデスベンツ280SL

純正クロムメッキモールよりも

綺麗であると言えます。

長持ちのクオリティも上メッキ加工に於いては

メッキ剥離後に細かい粒子の

アルミニウム製金属パテと樹脂パテを

混合した物をモール表面に覆い隠してる

状態により、素材自体を新たに作り直し

尚且つメッキ用サフェーサー及び

プライマー処理を施す事により、

より錆びにくい工程を付け加えておりますので

これも当時のクロムメッキ技術には

この様な工程は開発されておりませんでしたので

当然新品よりも錆びにくいのは明白です。

お客様のご予算と納期が上メッキ加工の

クオリティと比例するのなら

上メッキ加工の方が良い選択であると

言えますが中メッキ加工を施す事を

選択された場合はメッキを慎重に剥離し

素材に表面の腐食具合を見てバフ研磨作業に

よりどこまで腐食痕やピンホールが

無くなるかを考えた上で板金加工の追加で

経年劣化した箇所を綺麗にする

選択肢も御座います。

板金加工に於いて

特に注意しなければいけないのは

アルミニウム素材の場合

板金加工で素材の表面を下地修正する事は

かなり難しくスチールの板金加工の様には

いかないので見栄えのクオリティで

100セントを望むなら間違えなく

上メッキ加工で綺麗に仕上げる事が

お客様にとって良いと思います。

日産純正ベゼルに24金メッキ加工

このパーツは日産自動車の

フォグランプベゼルです。

純正時はクロムメッキが施されて

お客様はリピーター様なのですが

一回目の仕様と同様にK24メッキ加工を

施してオリジナルを追求されています。

本物の24金メッキは金の延べ棒の

色調で当たり前では御座いますが

18金メッキよりも色が濃いです。

トヨタ自動車や日産自動車

ホンダ自動車、マツダ自動車

スバル自動車等の国産車でもオプションで

金メッキ色のエンブレムがあったりしますが

上の写真の現物はそれ以上の見栄えと

長持ちさのクオリティが御座います。

それはベゼル裏面に黒色の何かが

付いているのが見えるかと思いますが

それはプラチナ製治具をこの裏面に

溶接し電気を流す事により

24金メッキ加工しています。

この痕自体がメーカーオプションの

金色メッキエンブレムとは

別物であると言う事が分かります。

これははんだ付けの痕です。

本物の24金メッキパーツを自動車に

装着されている方は

そういらっしゃいません。

先程も述べさせて頂いた様に

メーカーオプションの

金色メッキエンブレム

自動車の顔とも言えるグリル中心部に

装着されているメーカーエンブレムに

24金メッキで同車種との違いを出したり

今回の様なフォグランプベゼルに

24金メッキ加工でオリジナル感を出す。

自動車のフロント部分で言うとグリルにも

24金メッキを施すと自動車に興味が

無い人でもその派手さに

ビックリされると思います。

それではこの本金である

24金メッキ加工を樹脂のベゼルに

施す方法をご紹介させて頂きます。

元々、ベゼルにはクロムメッキ加工が

施されておりましたので元の素材である

ABSに戻します。

その施工方法はメッキ自体をキツイ薬品に

漬け慎重に剥離致します。

新品未使用品の樹脂製品の場合は概ね

剥離剤に負けて部品が破損する事は

御座いませんが経年劣化して樹脂自体が

硬くなっている物は薬品負けしてヒビが

入ってしまったり割れてしまう事が

珍しくありません。

今回は新品未使用品で加工させて

頂きましたのでその様なデメリットにも

合わずこの様に綺麗なパーツとして

仕上がりました。

ABSベゼルに付いていたメッキが

完全に剥離出来たら下地修正し

樹脂表面に電気が通る様に致します。

次に上の写真の様にプラチナ製治具と

ABS裏面とを溶接し

銅メッキ加工致します。

更にバフ研磨によりピンホール埋めをし

表面を整えます。

もう一度銅メッキ加工より銅金属皮膜を得て

ニッケルメッキ加工

最後に24金メッキ液に漬け込んで

通電効果により24金がパーツに付着致します。

仕上げに表面を保護するのにクリアーを

施して乾燥させて出来上がりとなります。