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旧車のモール(真鍮、アルミニウム、ステンレス、亜鉛ダイカスト)を再メッキ加工(リクローム)

今日のお話は旧車部品のレストアで必須となる

外装のモールメッキ部品を再メッキ加工(リクローム)によって

綺麗に甦らせる為の加工方法をご紹介させて頂きます。

上の写真、一番下はモールの生地自体が腐食が少ない為に

綺麗に見えますが

一番上の写真はピンホールの大きい痕、所謂、腐食痕が表れている

のが分かると思います。

その写真の上の方に、人の髪の毛が置いてあるので

腐食痕の大きさが何となくでもお分かりになると

思います。

因みに、今回の旧車用外装メッキモールの素材は

真鍮製です。

今から30年以上前の外装メッキモールの素材は

国産車、外国産車問わず、亜鉛ダイカスト製(アンチモニ)が

多く、続いて真鍮製、アルミニウム製、ステンレス製になります。

案外にスチール製のメッキモールは見ないです。

その理由は、恐らく錆びやすさが関係しているのではと

感じます。

このメッキモールは52年前の部品ですが

この年代からすると再メッキ加工(リクローム)を

一度はされているのではと想像できます。

もしされていないのであれば、

あまり走行されていない自動車で、走行したとしても

保管場所は間違えなく室内保管されているでしょう。

今回は、ブログをご覧の皆様に素材の劣化具合を

分かって頂きたかったので、

一度バフ研磨作業し軽めにメッキを付けて

元々の腐食痕が分かりやすく見える様に

写真を貼り付けさせて頂きました。

経年劣化した金属製メッキ部品を剥離致しますと

この様な腐食痕が表面に目立つように現れる事が

多いのですが、これをバフ研磨作業や板金加工により

見えない様に致します。

この様な大きな腐食痕ですがこれでもかなり

バフ研磨作業により大分マシになりました。

関西弁でよく使いますがえげつない位腐食痕が表れていました。

サンダーで削るとサンダーの刃痕がモール表面に出てしまうので

絶対にやってはいけない作業になりますので

業者様が良かれと思いされる方がいらっしゃいますが

絶対にやらない方が良いです。

この位の腐食痕ならば板金加工によって

修復可能なレベルでは御座いますが

長いモールで、しかももっと腐食痕が酷い場合は

当社のメッキランク上メッキ加工で行う

細かい粒子のアルミニウム製金属パテで

モール全体に表面補修作業を行う事で

完全に新品に甦る事が可能となります。

しかしながら、事故などでモール自体が歪んだり致しますと

表面補修作業だけでは完全に仕上がる事が難しくなります。

(歪みがマシな場合は修復が可能となる事も御座います。)

樹脂製バンパー 樹脂製グリル 樹脂製アイライン 樹脂製アウタードアハンドルに最高級モーターショー用クロムメッキ加工をご依頼したい個人様と業者様へ

当社のお客様は業者様だけではなく

個人様もご依頼して頂いて加工をお受けさせて

頂いております。

旧車の自動車、旧車のバイク、旧車のトラック部品は

現行車と違い金属製部品が多いですが

現在の車は内装部品は勿論ですが

外装部品の殆どが樹脂で出来ています。

金属製部品の場合,クロムメッキ加工で使用する

キツイ薬品に溶けたり割れたりは致しませんが

樹脂製品は金属より素材が弱く薬品に負けてしまい

溶けたりヒビが入ったり、割れてしまう危険性があります。

樹脂と言う素材は金属より経年劣化するスピードも早く

年数が経てば経つほど素材の柔軟性が失われ硬くなります。

こうなってしまいますと人間の皮膚で言うと子供の皮膚の弾力性と

年配の方の皮膚の弾力性が違う様に例えば

冬に石鹸を付けて手洗いした時に指の皮膚の状態によって

指の腹がひび割れする事がこの状態によく似ています。

金属よりも樹脂の方が素材的にはナイーブなので

新品を加工するならともかく年数が経つとメッキ加工に於いて

樹脂部品にデメリットが発生しやすくなります。

そのデメリットが、ヒビが入ってしまったり割れたり。

この様にお客様にとって散々な結果に至ってしまう恐れが

御座いますので、経年劣化性樹脂にクロムメッキ加工や

カラーメッキ加工をご希望されたり

お見積りされるご相談はその部品を当社に送って頂いた上で

クロムメッキ加工に耐えられる素材なのかを検査させて頂いてから

お客様に加工の可か不可かのお話と

可で有るならば加工賃と納期の御商談をさせて頂く事になります。

当然、自動車メーカー純正部品やバイクメーカー純正部品、

トラックメーカー純正部品等の梱包された新品未使用品の

ほぼ全てに近い確率で最高級モーターショー用クロムメッキ加工が

可能となりますがお見積りに於いては過去、当社で加工した部品が

同じ部品を加工した事が有るならばお見積りはお電話で

お答えさせて頂く事が可能ですが

それ以外の部品は部品を検品させて頂かなければ

お答えさせて頂く事が出来ませんので

お手数ですが当社に送って頂く事になります。

その際に、ご依頼して頂いたお客様とお見積りと納期が

合わない場合はお客様の送料ご負担となりますが

お客様の元へご依頼部品をご返送させて頂きます。

これらのご説明に於いて、

当社に最高級クロムメッキ加工を依頼して頂くお客様

お見積りのお客様にはスムーズかつ迅速な対応を心がけておりますが

当社にお客様のご依頼部品が到着した際に到着した順番に

検品させて頂いておりますので、当日にお客様にお電話連絡や

メール連絡が後日になる事が御座いますがご了承下さい。

ご覧の写真はポリプロピレン製樹脂(刻印付き)の

表面に金属被膜で覆い電気メッキ加工を施した

最高級モーターショー用クロムメッキ加工部品ですので

メーカー純正メッキ部品よりも綺麗さのクオリティと

長持ちさのクオリティは良いです。

10数年前の古びた樹脂製グリルの新品がメーカー在庫に無い為に最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施す  茨城県の個人様

上の写真は10数年前のメーカー純正ABSメッキグリルに

最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施した物です。

90日前位にこのブログでビフォーをご紹介させて

頂きましたので出来れば一度見て下さい。

このグリルを当社にご依頼して頂いたお客様から

お聞きしたお話ですが経年劣化して醜くなってしまった

樹脂製グリルがインターネットオークションでは

結構なプレミアが付いているとの事です。

今から、30年前以前は金属製グリルが支流だったのですが

それ以降は、国産車、外国産車問わずグリルにはABS素材やポリプロピレンを

使用する様になりました。

金属製グリルの場合は、再メッキ加工に使用する剥離剤によって

素材の金属までも溶けてしまう事は亜鉛ダイカスト(アンチモニ)

以外無いのですが、樹脂の殆どが石油から出来ていますので

樹脂上のメッキを剥離するのに

樹脂その物まで溶かしてしまったり、ひび割れしてしまう事が

有る為にかなり大変な手間が掛ってしまう事になります。

その為に、経年劣化した樹脂にクロムメッキ加工や

再メッキ加工(リクローム)を施す前に厳重な検品を

させて頂く事になります。

その為に、ご依頼頂いた全ての経年劣化樹脂に

加工の対応が出来る訳では御座いません。

上の3枚目の写真位までがグリルの表面で

傷防止の為に塩化ビニルを貼り付けておりますが

テープを少し剥がしてアップ写真を見て頂くと

グリル細部までしっかりと綺麗に加工が出来ているのが

お分かりになられると思います。

この最高級モーターショー用クロムメッキ加工は

純正メッキグリルより綺麗で長持ち致します。

(新品素材の場合)

その為にメーカー様の様に大量生産が物理的に出来ない

為に大変レアなグリルとなります。

そして当社の最高級モーターショー用クロムメッキは

金属皮膜により分厚くなる為に

写真のグリル裏面に黒色の取り付け部品に

養生しなければ分厚さで取り付け困難になる程です。

更に、本物の電気メッキ加工による作業となりますので

銅色の痕が裏面に必ずあります。(2か所プラチナ製治具を使用する)

金属の部品に本物のクロムメッキ加工

所謂、電気を使用するメッキ加工には必ず部品裏面に

治具痕が残りますが、これと一緒です。

これこそが、見栄えのクオリティと長持ちするクオリティ

両方をかな揃えている最高級品質である証です。

当然、大変な手間を要するためにお値段もお高くなりますが

その分、待ちに待った最高級モーターショー用クロムメッキ

パーツがお客様に届いた時の見栄えの綺麗さと

パーツを持った時の金属の様な重さでビックリされる

事でしょう。

旧車バイク ヤマハ(パッソル)のステーパーツにクロムメッキ加工 大阪府の業者様

旧車バイクのヤマハパッソルのスチール製ステーを

クロムメッキ加工する工程のご説明をさせて頂きます。

業者様からのご依頼ですが

このパッソルのオーナー様はステー自体に塗装を

施すイメージでバイクの業者様と打ち合わせされていた為に

塗装剥離後、サンドブラスト(ショット)された様です。

と言う事なのですが、クロムメッキ加工を施す際には

塗装剥離、亜鉛引き、バフ研磨及びサンドブラスト

この様な順番で行う事がクロムメッキの仕上がりや

メッキ剥がれ、メッキの割れ等のデメリットを回避する

手順となります。

お客様より、サンドブラスト作業を行った部品を

送って頂いた際には、上記の説明を了解して頂いた上で

塗装が付いていなくても剥離、亜鉛引き、バフ研磨作業を

行った上でメッキ加工へと作業を移行させて頂いております。

特に写真の様にスチールパイプで組み立てていて

入り組みがきつくバフが当たらない個所には

細かい粒子のサンドブラスト(ショット)を使用致します。

当社のメッキランク、中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)を

お客様が望まれますと銅メッキ加工により

部品表面上に銅被膜を覆い、もう一度バフ研磨作業を

行う事により部品表面に有るピンホールに削れた銅の粉を

利用し表面を綺麗になる様に仕上げます。

但し、やはり入り組みが激しくバフが当たらない個所は

物理的にピンホールが埋まりにくいので

バフが当たっている箇所と当たっていない個所の見栄えの差は

出てしまう事が御座います。

この様な下地作業が完了致しますと各メッキ槽に入れて行きますが

二回目となる銅メッキ槽にプラチナ製治具(通電効果が高い治具)

に部品を引っ掛けて漬け込みます。

この作業はメッキの技術士の資格を持ちベテランの職人が行います。

このステーで言えばステーの両端に二か所ボルト穴にプラチナ製治具を

かけてメッキ槽に漬け込む事になります。

引っ掛ける所を間違えてしまいますとクロムメッキ完成後に

治具痕が出たり部品のメッキ厚が部分部分違ってしまい

見栄えのクオリティも下がってしまう事になりますので

この作業は長年の経験がある職人が行います。

次にニッケルメッキ加工の槽に銅メッキと同じように

プラチナ製治具を同じ個所に引っ掛けて漬け込みます。

この作業の理由は、錆びにくくするメリットと次に行う

クロムメッキとの相性が良いので行うわけです。

このニッケルは特に分厚くする為に永めに付け込みます。

そしてクロムの槽に漬け込んで終了となります。

クロムメッキ部品の完成時には必ず細かい粒子の

研磨剤で表面を丁寧に磨きます。

樹脂製(ABS)グリル用エンブレムに24金メッキ加工(本物) 岐阜県の業者様

この写真は、現行日産車のグリル用クロムメッキエンブレムに

24金メッキにし直した物です。

エンブレム内部にある日産のアルファベットに黒色塗装されております。

この様に、自動車やバイク、トラックに装着されている純正メッキ部品を

金メッキや、ブラッククロムメッキ、レッドクロムメッキ、

ブルーメッキ等でオリジナルのメッキ部品に仕上げるお客様や

業者様は大変ご相談が多いです。

自動車メーカー様やバイクメーカー様、トラックメーカー様の

純正メッキパーツでは存在しない色合いのメッキパーツに

加工しなおして同じ車種なのに同じ車種で無い様に

ワンオフ感を出し愛車に装着されております。

因みに、当社のカラーメッキ加工は同じ色合いであっても

濃淡をお客様の拘りによって調整させて頂く事が可能です。

それでは、日産車のABS樹脂製メッキエンブレムを

24金メッキ加工に再メッキ加工(リクローム)にし直す工程を

ご説明させて頂きます。

まず、一番初めに行う作業はエンブレムに付いている全ての物

日産のアルファベット上に付いている黒色塗料と

メッキを剥離致します。

その際剥離には、かなりキツイ薬品を使用する為に劣化樹脂の場合は

素材表面が溶けたり、割れたり、ひびが入ってしまったりし

破損する危険性が御座います。

その為に、経年劣化した樹脂部品にメッキ加工を

施す際は、それらのデメリットに対する補償等は無い上での

メッキ加工の受け付けになっております。

話を戻しまして、エンブレムの剥離作業が完了致しますと

細かい粒子のアルミニウム製金属パテをエンブレム表面を

下地修正と無電解メッキ加工及び導電塗料を使用する事により

電気メッキ加工出来る様に致します。

スチールバンパーをクロムメッキ加工をする様に

銅メッキ加工を施し、その銅の被膜を利用し

バフ研磨作業を行う事で削れた銅の粉を残りの

ピンホールに埋める作業を致します。

次にニッケルメッキ加工を施し

24金メッキ様の槽に入れます。

この時に使用する電気を部品に通すために

プラチナ製治具を使用する事により

ハイクオリティの24金メッキエンブレムを完成致します。

最後に文字に元々黒色の塗装を施していた為に

同じように塗装致します。

クロムメッキパーツの完成時はこの状態で納品なのですが

24金メッキ加工の場合、必ずメッキを保護するために

クリアーコート加工が必要になります。

24金メッキと言えども、クロムより強度が弱いので

強度を保つためにこの様なクリアー加工が必要となる訳です。

尚、クロムメッキ加工以外のメッキ所謂カラーメッキには

この作業が必ず必要です。

1969年式のカワサキ(マッハ3)のエッジ角出しのエキゾーストパイプを再メッキ加工(リクローム) 鳥取県の個人様 

この写真のパーツは、

1969年式カワサキ(マッハ3)のエッジ角出しの

エキゾーストパイプです。

マニア様はお分かりだと思いますが

この車種のエッジ角出しエキゾーストパイプの

希少価値は結構な様です。

このエキゾーストパイプ、49年経っている事も有り

部分的にかなりの腐食痕が表れています。

このオーナー様より、再メッキ加工(リクローム)を

施す際に極力腐食痕を無くし綺麗にして欲しいと言う

ご依頼を頂きました。

このお客様は、当社に発送して頂き前にエキゾーストパイプ

内部を綺麗に汚れを落として頂いており

大変に再メッキ加工(リクローム)がしやすく有り難い思いです。

お客様にもご説明をさせて頂いたのですが

当社のメッキランク(上メッキ加工、中メッキ加工、

下メッキ加工)の中で、

エキゾーストパイプやマフラーに再メッキ加工(リクローム)を

施す場合、選択としては中メッキ加工(分厚いメッキ)か

下メッキ加工(町のメッキ屋さんの薄いメッキ)かの

いずれかを選択して頂く事が可能です。

尚、上メッキ加工のデメリットはエキゾーストパイプや

マフラーの様にかなりの熱がかかると素材の色が

変わってしまう位の熱には耐え切れない。

ですので、今回の再メッキ加工(リクローム)の

メッキランクは中メッキ加工による施工にさせて頂きました。

その上で、上記のアップ写真で腐食痕が酷い箇所を

お客様とご相談の上で板金加工を施すかどうかの

ご相談をさせて頂きながらの加工となります。

加工方法としては、まずエキゾーストパイプ内部をより

綺麗にする為に専用の薬品に付けて極力メッキ槽が

汚れない様に致します。

そしてパイプ表面に付いているメッキを

シアンにより約7日前後かけ剥離致しますが

その際には、錆自体も溶けて無くなります。

今回の様な経年劣化したエキゾーストパイプの場合は

剥離の程度をこまめに観察していかなくてはなりません。

剥離作業が完了致しましたら

特に腐食痕が酷い箇所を軽めにバフ研磨作業を行い

板金加工が可能な状態なのかどうかと

クオリティがどこまで上がるかを見ます。

この時点でお客様にご連絡させて頂いて

板金加工をされるかされないかの選択をして頂きます。

板金加工を必要とした場合は

板金専門の職人により込み具合にもよりますが

数日かけて作業を行います。

板金で使用する部材は真鍮を使用致します。

板金加工で真鍮を使うメリットは腐食しにくい為に

クロムメッキ完成後板金加工した部分から錆が出にくい。

物によっては、他の素材を使用し板金加工する事も

御座います。

板金職人による加工が完了致しますと

もう一度バフ研磨作業をする事により

板金個所と元々の素材との段差を無くす事と

パーツに残っている腐食痕やピンホールを極力無くし

420番研磨迄磨き込みます。

その際、Rがきつい部分はバフが当たり難いので

表面と裏面に見栄えの差は物理的に出てします事が

御座います。

そして、銅メッキ加工によりエキゾーストパイプ

全体に銅被膜を電気により得て

更にバフ研磨作業により削れた銅の粉を利用し

ピンホールに入れます。

続いてニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工

最後に細かい粒子の研磨剤で丁寧に磨いて完成になります。

この様にハイクオリティを追求する為には

手間を惜しまず作業しなくてはいけません。

メッキ塗装や銀鏡メッキの様にハイ出来上がりとは

いきません。

カワサキバイクの樹脂製ヘッドライトカバーと金属製連結付属品を最高級モーターショー用クロムメッキ加工

上記の写真は現行のカワサキ製バイクの

メーカー純正の樹脂製ヘッドライトカバーと

それを連結する金属製付属品です。

個人様からのご依頼ですが、全てメーカー新品未使用品を

ご購入して頂いて当社に送って下さいました。

部品の素材が所謂、スチールやアルミニウム、ステンレス

真鍮の様な金属製ならば経年劣化して錆が出ていない限り

今、使用されている部品を送って頂いても

クロムメッキ加工賃や納期など

新品未使用品と殆ど差は無いのですが

樹脂製部品の場合はそうはいきません。

その理由は、樹脂製品の多くは石油製で経年劣化致しますと

その生地が段々と硬くなり薬品や強度に対する耐性が

弱くなる為にクロムメッキ加工を施す上で

大変手間が掛り、その理由で加工賃と納期が

お客様にとって負担が増えてしまうと言う

デメリットが発生してしまいます。

ですので、今回のお客様は樹脂製ヘッドライトカバーを

新品未使用品を用意して頂きました。

新品未使用品が手に入らない場合は

当然、送って頂いても大丈夫です。

喜んでクロムメッキ加工させて頂きます。

(経年劣化の状態によっては加工不可の場合もある)

当社の樹脂製部品に対するクロムメッキ加工は

最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施させて

頂いております。

メーカー純正クロムメッキパーツよりも

手間を掛けさせて頂いておりますので

見栄えのクオリティと長持ちのクオリティを

お客様にご提供させて頂いております。

金属製部品の場合は、お客様のクオリティの考え方で

当社のメッキランクを3段階に分けさせて頂いて

それぞれのお値段と納期、そしてそれぞれのメッキランクの

メリットをお客様に分かりやすくご説明させて頂いた上で

メッキランクを選択して頂く様にさせて頂いております。

今回のお客様は金属製連結部品2点共に当社のメッキランク

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)を選択して頂きました。

このレベルは、新品未使用品ならばバイクの大手メーカー様と

同じレベルか又は、それ以上のレベルになります。

今回の金属製部品は大きさが小さい為にバフが当たり難い事から

細かい粒子のセラミック製粒子でブラスト(ショット)する

事になります。

今回のお客様も心配されておりましたが

写真の金属製連結部品にネジを入れる凸の部分が

御座いますがその内部にメッキが掛ったりして

クロムメッキ完成後、ネジが入らない様な事は

一切御座いません。

電気メッキ加工は、字の如く電気の流れを利用し

金属皮膜を得る為に表だった箇所はメッキがよく付き

入り組んだ内部にはメッキが入りにくい性質が御座いますので

その様な心配はないと言う事になります。

但し、反対にネジのねじ山を養生しないでメッキ加工を

施すとしっかり金属皮膜が付きネジが入りにくいと言う

事になってしまいます。

旧車メルセデスベンツ280SL 純正バンパー 純正モール 純正グリル 純正ライトリム 各純正メッキパーツを再メッキ加工(リクローム)

写真のパーツ全て旧車メルセデスベンツ280SLの

経年劣化して錆で醜い純正クロムメッキパーツを

内装、外装をレストアの為に再メッキ加工(リクローム)した物です。

余談ですが、マニア様と業者様はよくご存じなのですが

旧車の中でメルセデスベンツ280SLは昔から人気で

旧車が趣味の有名企業の会長さんや社長さんが持たれている

事の多い車種です。

この年代の新品未使用の純正部品はドイツ本国にでも

中々手に入りにくい様ですが

アンチモニ製純正クロムメッキエンブレムは手に入るみたいです。

因みに、再メッキ加工(リクローム)するより

お安く手に入ります。

人気の年式は1970年前後です。

レストアして町で走っていると自動車に興味が無い人でも

ガン見してしまいます。

メルセデスベンツ280SLの純正クロムメッキパーツの

多くがアンチモニ(亜鉛ダイカスト)を使用している事が多く

続いてスチールになります。

バンパーは当然スチールです。

アウタードアハンドルやインナードアハンドル部品はアンチモニ

(亜鉛ダイカスト)です。

当然クロムメッキ部品にはクロムが付いているので

見栄えはアンチモニなのかスチールなのか

何の素材で出来ているのかは私たちクロムメッキ加工に

携わる者でなければ分かりません。

メーカーさんに聞いても分からないと必ず言われます。

誰にでもスチール素材なら分かるはずです磁石が有るのならば・・・

特に再メッキ加工に於いて部品の素材が何で出来ているかによって

お値段がかなり変わってきます。

あと、その部品がどれだけ腐食しているかどうかも

お値段が決まる要因にもなります。

当たり前ですが、大きさも大きければ大きい程

お値段が高くなります。

アンチモニ製(亜鉛ダイカスト)部品に再メッキ加工(リクローム)

を施して新品以上の見栄えと長持ちするクオリティを

出せるのは当社のメッキランク上メッキ加工

(最高級モーターショー用クロムメッキ加工)だけです。

バンパーの様なスチールで出来ている素材の再メッキ加工

(リクローム)は当社のメッキランク上メッキ加工

(最高級モーターショー用クロムメッキ加工)

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)更に下メッキ加工の

選択は可能です。

バンパーに於ける傷や腐食痕が当社の板金加工が可能なレベルで

あれば中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)でも新品の様な

仕上がりになります。

下メッキランクは、町のメッキ屋さんよりもクオリティは上ですが

綺麗さのクオリティはやや劣る感はあります。

素人さんが見ても分からないレベルの時もあるのですが・・・

言葉の通り、ランクが上がれば良い物

ランクが下がればそれなりに

分かりやすく言えばこの様に言えます。

当然、納期も各レベルに比例致します。

その理由は手間の掛ける工程が多い上メッキ

(最高級モーターショー用クロムメッキ加工)が

一番納期が掛ります。

希少価値が高いフォードをレストアし自動車の博物館に納入する前のグリル再メッキ加工品(リクローム) 東京都の業者様

この写真は自動車の博物館に展示する為に

外装、内装をレストアした時の

グリル枠と内部のメッシュです。

この自動車は大昔のフォードの部品で

東京の専門業者様からご依頼を受けさせて頂いた時は

グリル枠アップ写真に取り付け穴が見えますが

この箇所に錆の塊が5センチ位御座いました。

所謂、経年劣化によって出来た錆の塊です。

大変高価な自動車なのか、大昔の自動車にしては室内保管せれていて

手入れを専門業者様がされている様な綺麗さが御座いました。

とは言ってもかなり古い自動車の部品なので錆の塊位は

出ます。

当然、年代が古い自動車なので今車に付いている腐食した部品を

修理したり、綺麗に手直しする事でしか元には戻りません。

この元に戻すお仕事が当社のお仕事です。

今回、業者様より当社のメッキランク上メッキ加工

(最高級モーターショー用クロムメッキ)を選択して頂きましたので

加工方法を皆様にご紹介させて頂きます。

上記でご説明させて頂きました様に

このグリルはスチール製グリル枠とスチール製メッシュの

2つの部品によって出来ています。

それぞれ、別々にシアンによって元々付いていたメッキと錆を

7日程漬けて剥離致します。

その際に、錆も溶けて無くなる為に7日間の間、一日一回位は

剥離の状態を確認致します。

剥離作業が完了致しますと、通常当社のメッキランク中メッキ加工

(分厚いメッキ)で行う様な板金加工を行うのでは無く

細かな粒子のアルミニウム製金属パテを使い

全面補修を行います。

更に、それらを磨いた後にメッキ用サフェーサー、

プライマー処理を施し腐食による穴や腐食痕(錆痕)を

完全に表面から無くします。

この作業が他のメッキ加工とは違う最大の理由になります。

塗装の下地の様にプライマー処理を丁寧に行い

表面に電気が通る様に無電解メッキ加工、導電塗料で

通電効果が出る様に細工致します。

後は、当社のメッキランク中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)

と同じ方法で銅メッキ槽にプラチナ製治具を付けたグリルを

銅被膜が得られるように漬け込みます。

グリル表面に銅被膜が付いたらもう一度バフ研磨作業で

表面に有るピンホールに削れた銅の粉を入れていきます。

次に2回目の銅メッキ加工を施し

続いてニッケルメッキ槽にプラチナ製治具に引っ掛けたグリルを

漬け込みニッケル被膜を得ます。

最後に、クロムメッキ槽に漬けこんで完成になります。

度々出てくるプラチナ製治具とはメッキ加工を行う上で

一番良いのが電気を使用し金属皮膜を得る方法

この方法で電気をより良くメッキを掛けたい対象物に

効率良くメッキを持って行けるのが

プラチナ製治具です。

町のメッキ屋さんは基本、ニッケル治具を使用して

加工する事が多いです。

ですので、大量生産専門でクロムメッキ加工を行う町のメッキ屋さんは

あまりメッキ加工製品としての仕上がりは良い物では御座いません。