ブログ

1965年式ポルシェ356Cの経年劣化した三角窓メッキモールを再メッキ加工(リクローム)個人様

今日のお話は、希少価値車1965年式ポルシェ356Cの

経年劣化した三角窓枠メッキモールに再メッキ加工

(リクローム)をご紹介させて頂きたいと思います。

これらのパーツ数は1枚のドアに付き写真の様に

三角の底辺モールとメインの山型モール、蝶番2枚

アングル2本でワンセットとなっております。

各パーツの素材はアングルはスチールで

蝶番はステンレス、メッキモールは真鍮か

アンチモニだと思われます。

ポルシェの旧車は年式によって素材が違い

1980年代の三角窓メッキモールは山型モールの

素材はアルミニウム製で底辺のモールは

メッキが施されていない黒色塗装の樹脂です。

この中のスチール製アングルとステンレス製蝶番は

問題無く、当社のメッキランク、上メッキ加工

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)、下メッキ加工から

選んで頂く選択肢が御座いますが

三角窓のメインであるパーツは素材がアンチモニ

(亜鉛ダイカスト)の場合は上メッキ加工でなければ

再メッキ加工(リクローム)が出来ません。

出来れば真鍮製が良いのですが・・・

この素材はぱっと見た目では分からない為に

車に装着しても見えない所をバフを当てて

素材その物を調べる事になります。

真鍮の場合、表面が金色っぽい生地が出てきて

アンチモニ(亜鉛ダイカスト)の場合は

ねずみ色の生地が出てきます。

後、旧車の三角窓枠パーツにクロムメッキ加工や

再メッキ加工(リクローム)を施したい場合は

必ず、クオリティを高める為にも小さな取っ手を

写真の様にばらさなければいけません。

ここはたいへん重要な事柄です。

このブログを作成している時点では素材の検査を

していないので、真鍮製である場合の加工方法を

ご紹介させて頂きます。

真鍮製品の場合、剥離剤の種類を気を付けなければ

溶けて無くなってしまったと言う大変な事になります。

クロムメッキ加工においてクオリティを高める為に

シアンを使用致しますが

真鍮製品はこの剥離剤に弱く溶けてしまう事態になります。

その為に真鍮が溶けない剥離剤を使用致します。

以前にもお話しさせて頂きましたが

希少価値車を扱われる車屋さんやバイク屋さんの

多くが町のメッキ屋さんに再メッキ加工を依頼し

しばらくするとメッキ屋さんより

パーツが溶けてしまったと連絡があって

大変な辛い思いをしたと言う様な事が

珍しくないのです。

このブログを見て頂いている方も

以前にこの内容の様に泣いたわと思われて方は

多いと思います。

必ず、クロムメッキ加工する場合一番最初にやるべき事は

1つ1つの素材を調べる事が大変重要となります。

この作業が完全に出来ている工場はパーツが溶けて

無くなってしまったと言うお客様に迷惑をお掛けする事は

御座いません。

従業員の素材を見ての思い込みや

忙しさにかまかけている様な事をする会社は

お客様に迷惑をかける様な事ばかりです。

商品事故が多い会社や工場には安易に依頼する事は

避ける事が大切です。

お客様のお問い合わせでメッキ塗装でのご相談が個人様と業者様から御座いますが・・・

有り難くも毎日、個人様から業者様、メーカー様から

メッキについてのご相談を頂いております。

その内、約3件に1件程度の割合でメッキ塗装を

ご希望されるお客様が毎日、お電話とメールの

お問い合わせを頂きます。

ここ数年前位から、メッキ塗装と言うキーワードを

当社の営業もお聞きするようになりました。

メッキ塗装をして下さいとご相談が有る案件の

殆どのお客様にメッキのお話を分かりやすく

ご説明をさせて頂きますと本物のメッキ加工を

ご希望されている事が良く分かります。

メッキ塗装と本物のメッキ加工(電気を使用したメッキ)とは

全く見栄えのクオリティが違います。

インターネットの画像ではマニア様でなければ分かりにくい

かも分かりませんが、メッキ塗装でパーツに加工した状態を

肉眼で見ると鏡がかなりくすんでいて

自動車メーカー様、バイクメーカー様、トラックメーカー様の

純正クロムメッキパーツの見栄えのクオリティとは

全く違う事が分かります。

どれくらいの差が有るかと言いますと

小学生低学年の子供さんにメッキ塗装を施したパーツと

メーカー純正クロムメッキパーツを並べて

どっちが鏡の様に顔が映りますかと聞けば

まず全員純正のクロムメッキパーツの方を

選ぶ事になるほど違いがはっきりとしています。

当社の営業からよくお客様にご希望の綺麗さを

お聞きするとやはりメーカー様と同等の

見栄えのクオリティをご希望されている事が

分かります。

ですので当社のブログを見て頂いている

皆様にメッキ加工(電気を使用するメッキ)と

下地処理したパーツに直接メッキ調塗装する

見栄えのクオリティの差があまりにもある事を

知って頂きたい思いでお話をさせて頂いております。

お客様の中にはもしかすると鏡がくすんだ状態でも

構わないと言う方もいてらっしゃるかも分かりませんので

メッキ塗装の業者様の足を引っ張るつもりはもうとう

御座いませんのでご了承願います。

自動車メーカー様、バイクメーカー様、トラックメーカー様の

純正メッキパーツの金属部品は100セント本物の

電気を使用するクロムメッキパーツです。

例えば、トラックのフロントメッキバンパー。

バイクで言いますとシリンダー。

樹脂パーツにメッキが施されている場合は

本物の電気を使用するメッキ加工よりも

程度が良いスパッタリング、アルミニウム蒸着メッキが

大変多いです。

と言う事は綺麗さを求めるならば、

最低でもクオリティが良いアルミ蒸着メッキ加工以上を

ご希望されなければお客様が思っている

見栄えのクオリティのパーツは物理的に出来ません。

各、自動車メーカー様、バイクメーカー様,トラックメーカー様も

皆様がご承知の様にコスト削減を追求されています。

しかも、最低限度の見栄えとメッキパーツの寿命を

徹底的に追求されており、

これらの事からもわかる様にメーカー様は

メッキ塗装と言う選択は1社もされてはおりません。

これは海外の自動車メーカー様、バイクメーカー様

トラックメーカー様も同じです。

この事を覚えておいて損は無いと思います。

メッキ加工の綺麗さを順番にして記入させて頂きますと

1番良いのは電気を使用するメッキ加工

2番目はスパッタリング加工

3番目がアルミニウム蒸着メッキ加工

メッキ塗装は申し訳御座いませんがメッキ加工の

見栄えとしては論外レベルとなります。

今回、ブログに貼り付けさせて頂いているパーツは

トラックの内装パーツで本物の電気メッキ加工を

施している1番見栄えの良い、しかも1番長持ちのする

加工になります。

ポリプロピレン製樹脂ですが当社のメッキ加工で

金属の様に少し重たくなっております。

これが1番のメッキです。

旧車3分割バンパー傷有り、板金痕有りを再メッキ加工(リクローム) 秋田県 個人様


旧車グロリア3分割バンパー真ん中


旧車グロリア3分割バンパーコーナーパーツ

この写真は、旧車グロリアの3分割バンパーです。

3分割の内、真ん中のバンパー向かって正面の腐食の状態は

マシな様ですが、写真をご覧の様に上の部分の腐食は結構きつめに

表れております。

コーナーパーツは片方の真ん中上部に板金痕が見られます。

このコーナーバンパー裏面を写真に貼り付けておりますので

ご覧ください。

この同じコーナーパーツの真ん中にひっかけ傷が見られます。

細かくご説明致しますと真ん中のバンパーパーツの中央部に

えくぼ痕が御座います。(写真には映りにくいレベル)

今回の旧車グロリア3分割バンパーを当社のメッキランク

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)の再メッキ(リクローム)

方法でご説明をさせて頂きます。

まずは、これらのバンパーに付いているメッキ(銅、ニッケル、クロム)

を完全剥離致します。

その際にメッキのクオリティを高める為にシアンを使用しますが

錆びと過去に板金加工された部分も溶けます。

剥離にかかる日数は7日から10日程かかります。

剥離終了後にバフ研磨作業でも腐食痕が残りそうな場合と

板金加工を必要とする場合、お客様に板金加工されるか

されないかをご連絡させて頂きます。

板金加工をご希望される場合は再メッキ加工の工程日数とは

別に約1週間前後日数を頂きます。

バフ研磨にてスチール表面を420番手磨き

顔が映りこむ程度に致します。

因みに、板金加工が出来ない程小さなえくぼ痕が有る場合

物理的に残る事も御座います。

(極力残らない様に努力させて頂きます。)

その理由は、小さなえくぼ痕を集中的に磨くと

出来上がりの見栄えが波打って見える為クオリティが

下がってしまう為です。

きつい腐食痕(棘錆)も残ってしまう事も御座います。

スチール表面を綺麗に磨いた後に

銅メッキ加工を施しますが

この銅メッキ加工はスチール表面に有るピンホールを

埋める為に行います。

2回目のバフ研磨作業で銅が削れ粉となり

ピンホールに入っていく原理です。

そして2回目の銅メッキ加工でメッキの仕上がりの

色合いを綺麗に致します。

続いてニッケルメッキ加工ですが

この作業は長く漬け込む事により錆びにくくする

メリットが御座います。

最後にクロムメッキ加工を行い

仕上げに細かい粒子の研磨剤でクロムメッキ表面を

丁寧に磨き再メッキ加工(リクローム)終了となります。

当社のメッキランク、上メッキ加工の場合は細かい粒子の金属パテと

メッキ用サフェーサー、プライマー処理により

表面補修を施す加工方法になります。

この作業のメリットは腐食痕が酷い場合(棘錆)や

錆による穴が開いていたりしても新品に近い状態

もしくはそれ以上の仕上がりになります。

バイクパーツ(小物部品)メッキ加工及び再メッキ加工(リクローム)

この写真は旧車のバイク部品で種類数は28種類パーツです。

全ての部品がスチールで出来ており

この中には、オリジナルで製作された部品もありました。

バイク名はお聞きしておりませんが

旧車の為にバイクメーカーに問い合わせしても部品が

在庫に無いと言う事も、今回ご依頼して頂いた業者様から

お伺いさせて頂きました。

部品の大きさからすると小型のバイクである事は

分かります。

今回のメッキランクは当社の中ランク(メッキ厚が分厚い)

加工をしてほしいと言う業者様からのご要望ですので

まず、全ての部品を写真に撮り他のお客様の部品と

間違えない様に致します。

そしてこの様な細かい部品は専用の籠に入れて

各部品に錆とめが付いている為、シアンで表面剥離致します。

この位の大きさがある部品はスポークとナット以外は

バフ研磨作業出来ますが

スポークとニップルはセラミックのサンドブラスト(ショット)

致します。

因みに、剥離作業を行う前に必ず

各部品の素材を調べ剥離を行います。

真鍮製品等はシアン剥離致しますと溶けて無くなります。

トラブルの原因になる為に行う訳です。

今回の部品は先程も述べさせて頂いた通り

全てがスチール製部品である為に部品は溶けないので

分けなくても大丈夫と言う事になります。

剥離にシアンを使用すると錆とめだけでは無く

部品が錆びている錆自体も溶ける為に

クロムメッキ加工のクオリティが上がります。

全ての部品の研磨作業が終了致しますと

各部品に電気を通すプラチナ製治具を付け

まずは銅メッキの槽に入れます。

この一回目の銅メッキ加工の意味合いは

素材の表面に必ずあるピンホールを埋める為に

行います。

銅メッキを施した後にもう一度バフ研磨作業を

行うと銅が部品表面から削れ

その粉が素材のピンホールに入り込むと言う

原理です。

何時も言っておりますがこの作業を行うか、行わないかにより

見栄えのクオリティに差が出てしまいます。

当社のメッキランクの中メッキ以上はこの作業は必ず

行っております。

因みに、町のメッキ屋さんではこの作業は行いません。

そして、もう一度プラチナ製治具に各部品を付け二度目の

銅メッキ加工を行います。

腐食痕が少ない部品はこの作業で新品の様な仕上がりになりますが

腐食痕が酷い場合は板金加工を施さなければ

仕上がり表面が綺麗にならない事も御座います。

この選択はお客様にお電話でどうされますか?と

お尋ねさせて頂いております。

続いてニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工へと

進み、細かい粒子の研磨剤で仕上げて

加工前に写真を撮った物が合っているかを

検品しお客様に仕上がりの報告を

させて頂きます。

細かい部品が多いお客様はこの様な加工の

流れになります。

バイクメッキ加工で旧車の錆びたスポークと錆びたニップルをクロムメッキ

今日のお話は、バイクパーツメッキ加工の中でも小さいパーツ

スポークとニップルに分厚いクロムメッキ加工を

施す事をご説明させて頂きます。

写真をご覧の様に、経年劣化して錆が表面に出て塗装が

かかっているのが分かるかと思います。

特にニップルは大変に小さく加工がしにくくメッキ加工の

工程上紛失する恐れがある為に、メッキ加工会社は加工を受けない事が

多い部品になります。

当社は、喜んでこの様な小さい部品もお受けさせて頂いております。

今回の業者様からお受けさせて頂いたスポークの本数は56本、

ニップルも当然56個になり

旧車バイクの為にバイクメーカーさんのメーカー在庫が無い為に

今ある旧車バイクのホイルをメッキ加工の為に業者さんがばらし

他のパーツと一緒に送って頂いたと言う事です。

先程の、述べさせて頂きましたがクロムメッキ加工の会社が

この様な小さい部品の依頼を断る理由のもう一つは

バフ研磨がしにくいと言う点もあります。

スポークをバフ研磨作業致しますと歪みが生じたりしやすい

ニップルになると、まずバフ研磨作業は不可能と言っても良いと思います。

当社は、この様なバフ研磨作業が物理的に困難な部品は

細かなセラミック粒子にブラスト加工(ショット)致します。

この作業を行うのか、行わないのかの差はメッキ加工が

終了した時点の見栄えに差が出てきます。

このスチール製スポークとスチール製ニップルに

分厚いクロムメッキ加工を行う方法は

塗装剥離し、シアン化合物によりスチール自体に錆とめが

付着していない状態にします。

次に行う作業はセラミック粒子を使用したブラスト加工(ショット)を

行います。

スポークのねじ山にメッキがかからない様にしなければ

不具合が生じてしまうので56本のねじ山に

養生いたします。

養生する方法は、各メッキ工場により変わります。

この養生に対して手間がかかる為に時間がかかります。

この作業が終了いたしますと銅メッキ加工し

続いてニッケルメッキ加工、最後にクロムメッキ加工

致します。

今回の業者様のご依頼は細かな部品が多いので

紛失のトラブルを回避するために

納品書と部品を綺麗に並べて写真を撮ってコピーにして

部品と一緒に送って下さいました。

当社としましても検品しやすく業者様と電話にての

打ち合わせが大変にスムーズに進み

大変有り難かったです。

大きな部品、例えばバンパーやグリルの様なあからさまに

紛失しない部品は納品書をご記入されなくとも

問題は御座いませんが

やはり手から部品が落ちた場合にどこに行ったか

分からなくなる様な物はお互いにトラブル防止の為に

納品書を記入して部品と一緒に送って下さる事が

良いと思います。

真鍮製喜平太ネックレスにK24メッキ(24金メッキ加工)装飾品

今日のお話は、身に付ける装飾品と室内にある様々な

装飾品にK24メッキ加工や金色メッキ

カラーメッキ加工についての

お話をさせて頂きたいと思います。

まずはこの写真を例にとりお話をさせて頂きます。

写真の商品は、過去に量産品として売られていた

喜平太チェーンです。

素材は真鍮で造られており、それに金メッキ加工にして

売られていた様です。

このチェーンは個人様により経年劣化で金が薄くなり

真鍮の地肌が見えてきたのでK24メッキ加工したい

と言うご相談でリクロームさせて頂きました。

ご覧の様に金の延べ棒色で所謂、濃い金の色合いで

仕上がっております。

この金の延べ棒色の風合いが一番濃い状態で

次にK18金と段々と数字が下がるにつれて

金の色合いが薄くなっていきます。

大量生産品でコスト削減をしてクオリティを下げると

金色メッキ(真鍮を用いたメッキ加工)になり

大手メーカー様から個人様までご要望に応じて

加工させて頂いております。

カラーメッキ加工(ブラックメッキ、レッドメッキ、ブルーメッキ

ピンクゴールドメッキ、グリーンメッキ等)

様々なカラーメッキ色の色合いを薄くしたり、濃くしたりしながら

お客様のイメージの風合いで加工させて頂く事が可能です。

その際、当然通常のメッキ加工よりもかなり手間がかかる事から

納期と料金は通常よりお高くはなってしまいますが・・・

大量生産品を各お客様のイメージの風合いでメッキ加工

して頂くと世界でただ一つのオリジナル品が出来る

メリットにもなります。

更に、元々数が少ない物にカラーバリエーションを

選んで頂き、色合いを薄くしたり濃くしたり致しますと

完全なる世界で一つの物が出来上がり

満足して頂けるのでと思います。

邸宅で使用される内装品や外装品にも

この様なカラーバリエーションによるメッキ加工が

可能です。

外装で言いますとオリジナルの表札にカラーメッキも

有りかと思います。

昨年、東京のお客様でお店のフェンスをエンジ色で

カラーメッキして下さいと言うお話も頂きました。

このオーナーさんには、頭の中に完全にイメージが

出来ておられてかなり拘ってらっしゃいました。

仕事をお受けさせて頂く立場から言ってはダメかも

分かりませんが大変に勉強になりました。

当社はこの様なオリジナルを追求される方の専門業者では

御座いますが、あまりにもお客様の拘りが凄い為に

更に勉強しなくてはいけないと感じます。

身に付ける装飾品(指輪、ネックレス、ブレスレット、時計)から

邸宅やお店の内装品と外装品にK24金メッキ加工や

カラーメッキ加工による付加価値でオリジナル感を出したいと

お考えのお客様はぜひ当社にお問い合わせ下さい。

車パーツのワイパーにクロムメッキ加工する

車パーツやトラックパーツにクロムメッキ加工を

施したい部品にワイパーと言うお客様は

大変に多いです。

ですので、今回はワイパーのお話をさせて頂きます。

自動車とトラックのワイパーは基本的に作りは

一緒では御座いますが

自動車のワイパーは2本、トラックの場合は3本であったり

する事が御座います。

その中にもトラックの日野自動車といすゞトラックの

4tワイドはバスワイパーであったりも致します。

自動車のリアワイパーを含め

当社はワイパーにクロムメッキ加工を施す場合

必ず、ブログに写真を貼り付けさせて頂いている様な

自動車メーカー様の純正で、新品未使用のみの

箱に入った状態に限る状態で加工をお受けさせて頂いております。

その理由は、使用されている状態でクロムメッキ加工を施すと

長持ちしない上に見栄えのクオリティが下がってしまう事が

理由になります。

ワイパー部品にはワイパー本体とブレード、ホース、ネジ、樹脂製パーツに

分かれ、クロムメッキ加工がこの中で出来ない物はウオッシャー液用ホースと

ネジです。

ホースにクロムメッキ加工を施してしまいますと不具合が出ます。

ワイパー専用の凄く小さなネジにクロムメッキ加工を

施すとネジ山自体にクロムメッキが付きネジが回らなくなる不具合が

発生致します。

この事からこれら以外の金属製部分と樹脂製部分に

対してはハイクオリティのクロムメッキになります。

ワイパーパーツへのクロムメッキ加工の方法は

まず完全にネジも樹脂部品、ホース等全てをばらします。

金属製のパーツは純正塗料を剥離しシアンによる完全剥離

作業いたします。

ワイパーの稼動する部分は鋳物が使用されている為に

特殊な工程でクロムメッキ加工。

樹脂部品はウオッシャー液用ホースとワイパーとを

留める部分とウオッシャー液が出る噴射部品に脱脂作業し

表面補修後メッキ加工致します。

これら全てのクロムメッキ加工が完成してから

完全に組み立てます。

と言う事から、自動車用ワイパー、トラック用ワイパーに

クロムメッキを施す作業はかなり手間がかかると

言う事が分かると思います。

更に言いますと、旧車に付いているワイパーにクロムメッキ加工

クロムメッキがかかったワイパーなどにはハイクオリティな

メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が出来ない為に

加工をお受けさせて頂く事は残念ながら出来ません。

あくまでも自動車メーカー製の新品未使用品のみ

ハイクオリティのクロムメッキ加工を

お受けさせて頂いておりますのでご了承下さい。

トラック用ドア、自動車用ドアにクロムメッキ加工

当社におけるトラック用ドアと自動車用ドアに対して

クロムメッキ加工を施す事は可能です。

特にドアにクロムメッキ加工を施す場合

大変な労力が必要な上に物自体が大きく重い為に

決まり事を設けております。

ドアメッキ加工の場合、当社のメッキランク、上メッキ加工と

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)の中から

お客様に選んでいただく事になります。

上メッキ加工はメッキ面が完全に鏡になりますが

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)はメッキ面に研磨痕を付けて

あえてメラメラした仕様にしメッキ加工を施します。

特にアートトラックのお客様はこのメラメラ面を

好まれており、自動車のお客様はメッキ面を鏡の様な

仕上がりを好まれます。

その為に、自動車のドアにクロムメッキを施されるお客様の

殆どが上メッキ加工され

トラックのドアにクロムメッキ加工を施されるお客様は

半々位です。

上メッキ加工の決まり事は、メーカー様の箱に梱包されていて

まだ専用の箱から出されていない場合のみ

トラック用ドアと自動車用ドアの加工をお受けさせて頂いております。

その理由は、新品以外の場合ドアに板金加工されている可能性が有り

ドアに付着している塗装を剥離しない限り

板金加工がしてあるか、していないかが分からない為です。

上メッキ加工の場合、クロムメッキ加工されたいドアに板金加工が

施されている状態では加工方法により加工不可になってしまいます。

しかしながら、中メッキ加工(分厚いメッキ)場合は

メッキ加工の工程上その理由による不具合が無い為に

中古ドアだとしてもメッキ加工をお受けさせて頂くと事が

可能となります。

万が一、中古ドアに付着している塗装を剥離し

板金に使用するパテが出てきたとしても

そのパテを綺麗に取り除き

真鍮を用いた板金加工を施す事により

ドアにクロムメッキ加工を施す事が出来る訳です。

但し、中古ドアの場合もメーカー様の梱包されている箱か

もしくは木箱等で梱包されていなくてはいけません。

この事も理由が御座いまして

昨今、ドアの様な大きな物を発送し運んで頂ける運送会社が

少なくなり佐川急便様やクロネコヤマト様等の今まで運んで頂いた

業者様は運んで頂く事が出来なくなりました。

この手の大きさの物は、西濃運輸様や名鉄運輸様、トナミ運輸様に限られています。

これらの運送会社様も、しっかいした梱包状態でなければ運んでくれなくなっています。

したがって当社にご発送される場合、必ずしっかりした梱包用箱や

そのドアの為に作った木箱に入れた上で

ご発送して頂かなければ運送会社様が運んで頂けません。

業者様の量産品をクロムメッキ加工やカラーメッキ加工のご説明

今回のお話は、量産品にクロムメッキ加工やカラーメッキ加工を

施し商品に対して付加価値を付けたい場合のご説明を

させて頂きたいと思います。

昨日の様な事が御座いますので

あくまでもメーカー様や業者様にとって少しでも

時間とコストの無駄が無い様にとの思いでお話しさせて

頂きます。

昨日のご説明と少し重なる部分が有るかも分かりませんが

製品に対して付加価値を付ける為にメッキ加工を

お考えのメーカー様や業者様は

どの様なジャンルの業種様でもお考えになれれますが

製品を作られる前の段階で

どこの部分の部品に付加価値を付ける為のメッキ加工を

行うのか、まずは部品を製作される前に

この様に考えなくては後になってコストと時間の無駄に

なります。

例えば、当社でお問い合わせが多い自動車部品、バイク部品、

トラック部品に付加価値を付ける為に樹脂製部品にクロムメッキ加工を

施している事が多いです。

モーター関連メーカー様は樹脂製部品にクロムメッキ加工を

お考えの場合、必ずABS製樹脂に対してのみ加工されます。

その理由は、湿式メッキ加工所謂、電気メッキ加工にしても

乾式メッキ加工(スパッタリングやアルミニウム蒸着メッキ加工)にしても

コスト削減の為にこの樹脂を使用されます。

メッキに対してABSとの相性が良い為が最大の理由になります。

反対にそれ以外の樹脂はメッキに対して相性が良くない為に

大量生産されていないと言う事になります。

どうしても、製品の一部に付加価値をクロムメッキ加工により

付けたい場合は絶対にABSを使うと決めておかねばなりません。

但し、ABSはポリプロピレンと違い素材に

柔らか身が無い為に、柔らか身が必要な部分には性能上

ポリプロピレン等の素材にクロムメッキ加工をしなくては

いけませんが、残念ながら損の場合はABS素材より

手間がかかる為にコストがかかってしまいますが・・・

この様な理由の場合以外はやはりABS樹脂にすべきだと

思います。

それらの部品の大きさと形状にもよりますが

基本、量産品にクロムメッキ加工やカラーメッキ加工を

お考えの場合は、枠型(プラモデルを組み立てる前の枠が有る状態)

この様な状態はコストが一つ一つのバラよりも

手間がかから無い為にコストが低くなります。

樹脂部品に付加価値を付けたい為にクロムメッキ加工やカラーメッキ加工を

施した事の無いメーカー様や業者様は

今回のお話しを参考にされる事がお得になる近道です。

この事に対してもっと詳しくお知りなられたい方は

お電話して下さい。

車パーツメッキ加工、バイクパーツメッキ加工、以外の加工について

このパーツは自動車やバイク、トラック等に使用される

物では無くそれら以外の量販品の部品になります。

業者様からのご相談ですので

何の商品のどういった箇所に付いている物なのかは

教えれませんが・・・

その業者様からのお話ですとこのパーツの素材は

アクリルとおっしゃっていましたけど

レジンの様な感じにみえます。

写真でもお分かりになられると思いますが

表面がザラザラです。

様々なメッキ加工の方法が御座いますが

この様にメッキで部品の表面を鏡の様にしたい場合

必ず綺麗な面に加工しなくてはなりません。

当社の電気メッキ加工(湿式メッキ加工)においても

真空アルミニウム蒸着メッキ及びスパッタリングにしても

この様な表面がザラザラの状態でメッキ加工を

したとしても物理的に鏡の様には絶対になりません。

電気メッキ加工(通称ドブ漬け)の場合表面補修と言う

方法により面を平らに加工致しますし

乾式メッキ加工の場合は専門の樹脂研磨職人により最低2000番から

3000番研磨っが必要になります。

特に樹脂の研磨は金属の研磨と違い

大変難しく素人さんが磨くのでは綺麗になりません。

専門の樹脂専門の研磨業者さんで磨かなくてはいけません。

その際、結構な研磨料金がかかってしまいます。

大量ロットの場合、一個単価を抑えなければ業者様も

お困りになられますのでメッキ加工の専門業者としてアドバイス

させて頂くならば素材をABSに変えて綺麗にしたい表面が鋳型の

時点で最低2000番位有る状態、

しかも写真の様な一個、一個の状態では無くて

ラック型、所謂プラモデルを組み立てる前の枠付きの状態

この様な形状ですとコストがかなり抑えられるために

商品自体を低コストでお客様にご提供する事が可能となります。

既に、メッキ加工されたい製品が大量に完成しているならば

コストがかかったとしても仕方は御座いませんでしょうが

試作品の場合はこの様な理由から素材を含めて考え直す

必要が御座います。

当社のお客様で大手パチンコメーカー様のパチンコ台に

仕様しているABS製メッキ部品やABS製カラーメッキ部品等

全てにおいて量産部品ですので綺麗にメッキ加工したい部分は既に

鋳型で出来上がった状態で2000番以上はある上に

枠型で仕上がります。

元々、電気メッキ加工でもABSとの相性は良いので

表面を補修する必要性は全く無く金属にメッキ加工する工程では

御座いませんが比較的手間は掛りません。

但し、自動車部品やバイク部品、トラック部品にメッキがかかっている

様なメーカー純正クロムメッキパーツはパチンコ台の様なメッキ工程ですと

直ぐにメッキが剥がれたり長持ちしない為に表面補修は必要になります。

大量生産品にメッキ加工をお考えの業者様は特に

この様な低コストになる為の努力が必要となります。