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最近多いモデリスタグリルのご相談

このところトヨタベルファイアモデリスタグリルに

クロムやブラック系のメッキが出来ないかと言う様な

ご相談を毎日の様にお聞きします。

特に塗装やメッキが剥がれている事で

恰好が悪いので・・・。

全てのモデリスタパーツを見たわけではないのですが

お客様から送って頂いた現物を検品させて頂きますと

一部分が剥がれていて素材自体の肌が

出てしまっている事が多いように感じます。

年数も10年以上も経っていると言う

訳でもない様なのですが。

このメッキは乾式の質があまり宜しくない施工方法で

行われている様に思います。

弊社で行うクロムメッキは電気を使用して

行うのは当然ですが下地修正を徹底的に行うので

モデリスタグリルの様に剥がれる様な事は御座いません。

完成品を手に取ってみるとずしっと重たく金属の

冷たさで元の樹脂素材の感触が

全くない物に仕上がります。

完全にトラックの純正スチールクロムメッキバンパーと

同じ強度なので飛石位ではびくとも致しません。

もう一つこのグリルで気を付けなくてはいけないのは

ABSグリル本体に帳面テープで違う乾式メッキモールを

張り付けている物も御座いました。

この様な場合は完全に分解してからテープと

のりを完全に取り除かなくてはいけない為に

かなり手間が掛かってしまいます。

以外にメッキ加工が難しい自動車モールについて

様々なモーター関連部品の中でも

以外に自動車モールに対してリクロームが

難しい事を御存じではない方が少ないと

思いますのでお話させて頂きます。

最近の自動車モールは樹脂製に特殊な塗装や

クロムメッキが施されている事が

殆どだと思いますが旧車の場合、ステンレス、

真鍮、スチール稀に亜鉛等の金属素材を使用して

加工が施されておりました。

殆どのモール素材は細長い上に肉厚が薄く

破損しやすい状態です。

塗装と違ってモーター関連に特化した

装飾クロムメッキ加工は銅、ニッケル、

クロムと言う金属メッキ液に長時間電気をかけて

漬け込みます。

その為にモールの様な部品は熱に弱くメッキも

分厚くなる為に完成したモールを自動車に

装着すると少しながら歪が出てしまう事が御座います。

その様になってしまうと自動車修理業者様が

それを取付するのに作業時クリアランス調整が

必要となります。

そう難しい作業では無いのですが・・・・

特に再メッキ加工の場合にはこの様な事態を想定して

業者に依頼しなければいけません。

下地の研磨技術について

皆様からご依頼頂きましたご依頼品の表面に

付着している塗料や様々なメッキ及び錆を

完全剥離してから高出力のバフ研磨機械を

使用して熟練職人が表面を磨いていきます。

この下地作業はメッキの種類や工場によって

違います。

光沢屋などのモーター関連の装飾クロムメッキ加工は

どれだけ部材表面を綺麗にして(顔が写る様な仕上がり)

電気メッキを仕掛けていくか。

この一連の流れが最も大切と言えます。

下地をどれだけ綺麗に研磨出来るか、

弊社はメッキをかける為の専用治具や槽にも

拘っておりますが下地を綺麗にする為の

道具に最も拘っております。

例えばバンパー等の平らで長い物専用研磨道具

入り組みが激しく奇抜なデザインのホイルには

それに見合った専用の機械

よく目にするグリルで格子状タイプには

ベルトタイプの磨き道具

しかもバフの番手は180番手以下は使用しない

※仕上がり時に磨き痕が出ない為。

番手を少しずつ上げて行き最終は鏡面仕上げ

錆びた部品や塗料が付いた物たいして

最高品質の展示品になる様な完成品を目指して

1つ1つのお客様からお預かりさせて頂いた

ご依頼品に命を吹き込む思いで作業を

施させ頂いております。

メッキ工房光沢屋の板金加工

弊社の板金加工は真鍮ろうつけを基本に行います。

パーツの状態によっては

はんだを使用する事も御座います。

部品の状態が深い傷や大きな凹み程度であれば

通常鈑金に於いて新品未使用品同様になりますが

部品の表面と裏面が錆で貫通している様な部分が

全体に繋がっている場合には

もはや通常板金では綺麗になりません。

その様な場合、上メッキ仕上げ所謂、

特殊表面補修技術を使用して生地表面を

作り直した上で分厚いメッキ加工を行う事により

新品未使用品の仕上がりになる事が出来ます。

この施工方法は他社様では

行えない特化した作業となります。

皆様は腐食痕や傷、凹みがある部品に対して

だけに板金加工を施すイメージがあるでしょうが、

実は素材がアルミニウムや亜鉛ダイカストで出来た

クロムメッキ部品に対して再メッキを

施す場合にも板金加工や特殊表面補修作業を

行う事が必須なのです。

その様に下地修正を行わなければ

絶対に新品未使用品の様な見栄えの

クオリティを追求する事が出来ないと言う事です。

自動車部品でメッキ加工が可能な物は?

自動車部品でメッキ加工が可能な物は何か?

それは殆どのパーツに可能と言えます。

特に金属製品については100%に近いと思います。

その高確率の中で加工が不可であると思われるパーツは

旧車などで多く採用されていた亜鉛ダイカスト製の

クロムメッキフェンダーミラーがその代表的な物です。

(アンチモニ)

その理由はガラス部分の取り外しが出来ない場合、

当時の電気メッキ仕上げと同じやり方をすると

それが邪魔をしてメッキがのらない事になります。

(通電効果が悪くなる為)

有名な旧車を取り扱うレストア専門業者様

(代理店様)は金属でガラスをかしめている部分を

徐々に表面に向かってながら開いていき

ガラスを取り除く

(その時点で必ずガラスは割れます。)

メッキをかけてからガラス屋さんで同じ仕様の

ガラスを製作してもらいそれを装着されております。

これら一連の作業はかなりの手間と

予算がかかってしまう為に多くのレストア業者様や

旧車のオーナー様は手が出にくい

パーツの一つといえます。

メッキ加工が簡単では無いもう一つの代表的な事案は

経年劣化した樹脂に対しメッキ加工と言う事です。

その理由は、樹脂は金属の様に素材が強くなく

年月と共に硬くなる事で剥離や脱脂液などの

きつい薬品に耐えれない事が多い。

※弊社ではこの様な素材の場合には

加工が可能か否かの検品をさせて頂いた上で

お受けさせて頂いております。

強引に加工すると経年劣化して硬くなった樹脂が

割れてしまったりひびが入ってしまう

災厄な事態に見舞われます。

一つ一つのパーツをしっかりと検品をして

希釈した薬剤反応に合格した物のみ

加工が可能と言えます。

メッキ工房光沢屋の営業日時及び時間

弊社の営業曜日は月曜日から土曜日

(祝日も営業)日曜日定休日です。

※繁盛期は無休になります。

営業時間は朝9時から20時過ぎまで。

(お電話でのお問い合わせ)東大阪本社、

東京、埼玉、静岡各工場は4週6休制で

繁盛期の場合は土曜日も稼働しております。

時間は朝8時から夕方5時まで。

※個人様の場合は上記の営業日及び時間帯ですが

代理店様や業者様、リピーター様の場合には

日曜日や営業時間以外にもご対応させて頂いております。

弊社は出来る限りお客様のご都合が良い日時に

お問い合わせ下さいます様にこの様な

柔軟な営業体制を行わせて頂いておりますので

お気軽にお電話やメールにてお問い合わせ下さい。

保険取扱いメッキ加工について

残念ながら愛車が事故などにあい

クロムメッキ部品が破損した物を

板金加工や表面補修後に再メッキ加工を

ご依頼される事にあたっての注意点ですが

弊社にご相談いただく前に

1番最初に調べて頂きたいのが

愛車の新品が手に入るか否か?何れにせよ、

保険会社様はその様にお客様にお願いされます。

次に手に入らない場合は弊社にご相談の上、

破損部品をご発送下さい。

出来る限り新品未使用品時の仕上がりで

ご提供できます様に最大限努力させて頂きます。

特に金属製品の概ねはその様な仕上がり状態になりますが、

樹脂に於いては物の状態によって

クオリティが追求出来ない事も御座います。

保険を使う場合特に個人様は保険会社様に

弊社の御見積書が必要となる事が多いと思います。

その様な場合には見積書を発行させて頂きます。

その許可が下りましたら加工に入らせて頂きます。

お客様にとって一番良いのは馴染みの修理工場様に

ご相談された上で弊社にご依頼いただくと

煩わしい事が少なくてスムーズになります。

シルバーモンキーライト枠再メッキ加工(個人様、栃木県)

通称シルバーモンキー1979年式純正

クロムメッキ製のスチールライトですが

円柱状の取り付け部分と本体の2パーツを

スポット溶接してありその周辺部分に腐食が出ています。

しかしながら40年程度年月が経っているにも

かかわらずこの綺麗さです。

と言う事はオーナー様がしっかり

愛車管理されていた事が分かります。

お客様のご希望としましては日本の大手バイクメーカー

程度の仕上がりでと言う事でしたので

弊社中ランク厚メッキ仕上げにてお受けさせて頂きました。

ライトを装着する内部も全く錆が表れていませんでした。

この様な素材が良好な状態ですと工賃もお安くなる他

納期も当然早くなります。

このパーツの工程上剥離に約1週間、バフがけ

(180番から40番づつ上げて最終420番)5日、

メッキがけに5日、

※込んでいなければこの様な工程日数となりますが

円柱状の付け根部分にピンホールや小さな腐食が

残っている場合には銅仕上げを3度

繰り返す事があるので更に日数が必要となります。

メッキ加工や鏡面ポリッシュのご依頼方法

メッキ加工や鏡面ポリッシュ仕上げを

弊社に初めてご依頼頂くお客様に

その手順をご説明させて頂きます。

1、弊社にお電話もしくはメールフォームにて

お問い合わせ頂きますが、

その際ご依頼したい部品の名称や大きさ、

形状、塗料などが付着していたり経年劣化している

事柄を教えて下さい。

その際に担当者から加工が出来るかのご返事と

有る程度の概算工賃や納期のご説明をさせて頂きます。

2、ご発送頂いた部品が弊社に到着したら

検品をさせて頂いた上でお客様にメッキランク事に

(上、中、下)加工賃と錆びにくさのクオリティ、

納期のご商談をお客様にお電話及びメールにて

ご連絡させて頂きます。

※商談不成立の場合は着払いにてご返送させて頂きます。

3、商談成立の場合は直ちに加工へと進ませて頂きますが

特に部品表面の塗料やメッキの剥離が必要な場合、

剥離後表面に腐食痕やパテ等があった場合には

お客様にご連絡させて頂いて許可を得てから板金や銅、

ニッケル等の3度漬けを行わさせて頂きます。

※その際は追加料金が発生致します。

4、加工が終了しご依頼品が完成品として

誕生致しますとお客様にご連絡させて頂きます。

ご依頼品の納期に関してお知らせ

弊社にお客様からご依頼頂きましたパーツが

完成品としてご発送できる納期に関しまして

ご説明をさせて頂きます。

ご依頼主様の多くが金属製品の場合には

中メッキ仕上げ所謂分厚いメッキをご希望されております。

この様な場合、基本的には約30日営業日を

頂いておりますが素材の状態

(腐食具合や表面の塗料、メッキ)と大きさや

工程上手間がかかってしまう様な形状等、

更に傷に対しての板金加工そして銅メッキ、

ニッケルの数度漬け(小さな巣穴を見ななくする方法)で

日数に変動が出る事が御座います。

そして樹脂製品の納期は新品未使用品でメーカー純正品で

未塗装状態の場合は早ければ10日程度で完成致します。

通常は2週間から4週間程度頂いております。

弊社の中で一番納期を必要としている物が

旧車などで多く見られる亜鉛ダイカスト素材のメッキパーツ、

例えばアウタードアハンドルやエンブレム、

マスコット等これらは剥離後に全面表面補修を行わなければ

綺麗な仕上がりにならない為に45日営業日から

60日営業日を必要と致します。

忙しさによってはこれらの期日を超える事も御座います。