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イタリア車旧車アバルトアンチモニ製ナンバー灯再メッキ加工

前回のイタリアの旧車アルバルト、アンチモニ(亜鉛ダイカスト)製リアナンバー灯の再メッキ加工です。
年式が大変古い割に腐食は少ない状態で、メッキの光沢は失われている様な感じでした。
アンチモニ製品の再メッキ加工せれるお客様の中では大変綺麗な状態になります。まずシアンで数日かけれメッキ剥離を剥離致します。
剥離致しますとアンチモニ(亜鉛ダイカスト)の肌はザラザラになっています。このザラザラの肌を綺麗にしないといけないのですが
細かい粒子のアルミニウム製金属パテを使って表面補修致します。そうする事でアンチモニ製品(亜鉛ダイカスト)の肌が綺麗になるのです。
そして錆びにくい様にサフ、プライマーによって生地を整え、通電効果が出る様に無電解メッキ加工を行います。後は当社の中メッキ加工のやり方で分厚く銅メッキ加工し、分厚くニッケルメッキ加工、更にクロムメッキ加工致します。メッキ加工の最終段階に仕上げで青粉で丁寧に磨き写真の様な綺麗にメッキになります。

イタリアアバルト旧車ハブキャップ再メッキ加工板金有り

イタリアの自動車メーカである旧車アバルトのハブキャップを再メッキ加工した物です。お客様からお預かりしたハブキャップの状態は
上メッキ加工でないと綺麗に仕上がらないレベルにある位、腐食痕と凹み、キツイ錆でした。お客様的にアバルトのロゴは残して欲しいと言うご要望の為、中メッキ加工による再メッキになりました。当然、上メッキよりもクオリティが下がるであろうと言う覚悟はお客様はされていたのですが、上メッキに近い見栄えのクオリティに大変驚いておられました。まず、錆がきつく腐食痕と凹みがあるハブキャップをシアンで数日かけて剥離し、スチールを裸にしてしまいます。この状態でやっとメッキをかけて出来上がった状態が大体わかります。やはりメッキ剥離で素材はボコボコでした。これを真鍮を用いた楊板金によって肉もりしていきます。肉もりが終了しましたらバフによって研磨致します。
(板金で肉もりした部分と元々の素材の高さを合わせます。

旧車バンパー再メッキ加工

旧車のバンパーに再メッキ加工(リクローム)する事は可能ですが、お客様にクオリティ(ご予算)によって選んで頂かなければなりません。
まず再メッキ加工したいバンパーの錆状態と凹み状態をなおせるレベルが上メッキ加工になるのか、中メッキ加工に楊板金をしてになるのか、下メッキ加工でいけるレベルなのかです。
上メッキ加工ですと大概の腐食(錆強)したバンパーだとしても綺麗に修復出来ます。中メッキ加工ですと楊板金をした上ですと綺麗に仕上がります。下メッキ加工ですと腐食があまり無いレベルでしたら綺麗に仕上がります。見栄えのレベルはこの様な感じです。
クオリティにはもう一つ錆びにくさがあります。やはり上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工の順番になります。
納期もクオリティが良い加工の方が納期がかかります。(手間が大変かかります。)
納期優先で考えるならば下メッキ加工が良いと思います。但し、綺麗さ、錆びにくさのクオリティは下がってしまします。

希少価値車旧車サニークーペ3Dプリンターエンブレムメッキ加工

希少価値車で旧車サニークーペの純正エンブレムを表面と裏面を3Dスキャンし、3Dプリンター作製した物です。
なぜ、純正エンブレムが有るのに3Dプリンター製作したかといいますと、この劣化したエンブレムは素材が樹脂(ABS)でこのまま剥離剤でメッキ剥離いたしますと間違いなく樹脂自体を傷める(ひびや割れ)が生じます。そうなれば、何の為に再メッキするか意味がなくなるので
純正エンブレムを3Dスキャンし(データ)3Dプリンター(樹脂で製作)をして劣化したエンブレムが再メッキで綺麗になった物を創る方法をとった訳です。当社は、3Dプリンターで製作した樹脂にでもモーターショークオリティのメッキが可能ですので、劣化樹脂のメッキ加工でお困りの業者様、個人様にはこの様な方法で行う事をお勧めさせて頂いております。当社のモーターショー用メッキ加工でも、偽物のメッキ加工でもメッキを剥離しなければ再メッキ加工は出来ないので断然にこの3Dプリンターメッキが良いです。

旧車911ポルシェのフレームメッキ加工

このパーツは旧車911ポルシェのアルミニウム製モールをメッキ加工する前の写真です。(ドア周りのモール)
オーナー様は外国の旧車をレストア販売されているデモカーです。
この911前はドア付近のモールはメッキだったのですが、その後メッキでは無い塗装がかかったモールにメーカーが変更したため
恐らくこのモールをメッキ加工して911に装着するとオンリーワンの車に・・・
そう言う事で宣伝になるのではとご依頼があったわけです。このモールはドアから見えるところは案外少ないのですがドアの内部には
しっかりいっぱいにモールが入っている為こんなに長く数量も多いです。黒色の塗装が付いているモールは塗装剥離を致します。
全てのドアモールに塗装が付いていない状態になったところでアルマイト剥離致します。アルミニウムには錆とめをしてあります。それが皆さんご存知のアルマイトです。スチールの場合は、亜鉛メッキですよ。素材によって違います。

ドアメッキ加工について。

現在、当社のドアメッキ加工の受け付けに付いてですが、中古ドアのメッキ加工が大変に込み合っている為、受付を中止させて頂いております。尚、新品ドアのメッキ加工の受け付けはお受けさせて頂いております。中古ドアのメッキ加工が空き次第ブログにてご連絡をさせて頂きます。新品ドアでメーカーの箱に入っている状態での受付になるのですが、トラックの車種、エンジン形式等、車検書のコピーをファックスして頂ければお客様よりドア料金納金後、当社にてお客様の代わりにメーカードアを購入しメッキ加工する事は可能です。
お互いのトラブル防止の為、代理での購入依頼書にサインをして頂く事は必須になります。
ドアメッキ加工の納期に関しまして、かなりの月日が予想されますので、あまり納期に余裕が無いお客様は、ご遠慮下さいます様宜しくお願い致します。ドアメッキ加工のご請求に関しまして完成後、ファックスかメールにてご請求書を送らせて頂きます。

レンジャープロドアメッキ加工

このトラックは大阪府摂津市にあるヒトツヤニヤク様です。日本のトップレベルのアートトラックの会社です。
アートトラックの展示会に展示されています。当社の大切なリピーター様です。現在ドアメッキの順番待ちが大変多い為
新品のドア以外はお取扱いしておりません。順次中古ドアのメッキをお受けできる時にはご連絡をさせて頂きます。
中古ドアのメッキ加工の仕方ですが、新品ドアと比べると大変な手間がかかります。まず、中古ドアを塗装剥離致しますと
パテがよく表れてきます。ほんと稀ですが新品ドアも剥離致しますとパテが出た事も当社では経験しています。余談ですが・・・
3枚に1枚位の感じでパテが入っている為新品ドアよりメッキ加工が捗らないのです。パテが出た場合、パテの上にメッキが乗らない為
パテをドアからそがなくてはなりません。中古ドアの傷にパテが埋めてある物をしっかりと取り除きます。その次に本来のメッキ前の板金(楊板金)をします。

旧車パーツメッキ加工

このパーツは車のどの部分に付いているのかは分かりませんが当社では3回ほどメッキ加工をさせて頂きました。
ご覧の様に手のひらサイズでねじ山が付いている棒状の左右に小さいシリンダーみたいな物が有り、内部がピストンみたいになっております。
元々は黒色の塗装がされていて年式が古いせいか少し錆がありました。塗装が付いている場合は塗装用の剥離剤でまず剥離致します。
その次にシアンで錆と亜鉛メッキを剥離し、スチールを裸に致します。
次にバフ研磨ですが中々小さいパーツであまり力を入れてしまうと棒が曲がるので軽めに研磨いたします。因みに棒状のねじ山は磨かない事、磨きますとメッキを付けて車に装着するとサイズが合わなくなる可能性が有ります。この様なパーツの場合、程ほどの磨きが良いと思います。
次に銅メッキ加工をし、分厚くニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工でメッキの工程は終了です。出来上がったメッキパーツに青粉でフェールトするとピカピカになります。

アルミニウム製バイクパーツメッキ加工

これはアルミニウム製エンジン付近のパーツです。手のひらサイズで凸凹が多い為バフ研磨がしにくい部類になります。
元々、アルミニウムにメッキがかかっていない物、削り出しの物以外、殆どアルミニウムの錆止めのアルマイト加工がしてあります。
このパーツもアルマイトがかかっている為に、アルマイト剥離をしまければなりません。メッキ加工前にアルマイト剥離を行い次にバフ研磨を行い、ご覧の様にバフが入らない所はルーター研磨で磨きます。その次に行うのは銅メッキ加工になります。アルミニウム自体スチールよりもピンホールが多い為銅メッキをした後に更にバフ研磨を行います。理由は銅メッキをバフで研磨する事によって銅の粉がピンホールに入ります。するとメッキが仕上がった時に表面の見栄えが綺麗になる為、二回にわたってバフ研磨と銅メッキを手間かけて行うのです。この作業が特に大事になってきます。メッキ加工を行うとこのように綺麗に仕上がります。

1920年代フォードグリルパーツ再メッキ

昨日のブログでご紹介した1920年代フォードのグリルパーツ(内部)です。素材はステンレス製で錆は少しで光沢は半減している状態でした。かなり希少価値が高いので室内管理で年数経過のわりに劣化は少ないようです。ステンレスのバフ研磨とスチールのバフ研磨では全く違いますので、ステンレス用バフを使用します。スチールは体重をかけながらバフに押し当てて行くのですが、ステンレス研磨の場合スチールよりも力を入れて磨きますと焼け跡や傷が付いてしまいますので難しいしお高くなります。いずれにしましても、磨きをどれだけ綺麗に仕上げるかによってメッキが綺麗です。スチールはダメですが、ステンレスパーツにメッキがかかっていないパーツであるならば、バフ研磨して頂いて送って頂いてもかまいませんがステンレスのバフ研磨屋さんレベルの磨きが必要になります。ステンレスメッキはスチールメッキと綺麗さと錆びにくさのクオリティは上メッキは違いますが中メッキと下メッキは落ちてしまいます。