クロムメッキ加工に適した素材
素材:スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ(亜鉛ダイカスト)真鍮等、樹脂全般
- 持ち込まれる際の注意点
- クロムメッキ加工が可能な素材は世の中にあるモーター関連部品(金属、樹脂)の9割5分程度、お受けさせて頂いております。ここで問題になるのが素材よりも部品の大きさ(縦×横×高さ)や重さ(人が持てる程度)、形状等、例えば金属製パーツで上(特殊)、中(分厚い)メッキ仕上げをご希望される場合のスチール及び真鍮部品の最大値は2300ミリ程度×縦800ミリ程度×幅4500ミリ程度、アルミニウム部品の場合、1600ミリ程度×800ミリ程度×300程度、アルミホイル1ピースの場合は25インチ迄対応可能(物によっては不可になる事も御座います。)で3ピースの場合は28インチ迄加工実績が御座います。金属部品以外のプラスチック部品では、種類にもよりますが最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げで1600ミリ程度×800ミリ程度×300ミリ程度です。上記の大きさ対応は全て電着です。(通称、ドブずけと言います。)それぞれの部品の素地表面を修正して銅、ニッケル、クロム槽の中に電気を部品に流す為のアノード(電極)を付けてメッキ液に入れます。電気の力により部品全体に見栄えが大変綺麗で傷などに凄く強い高品質なクロムメッキ仕上げなる加工方法の事です。弊社はモーター関連に特化した工場です。今まで様々な部品に加工を施させて頂きました。弊社のメッキ槽はかなり大きく作られておりますので、自動車、バイク部品の場合は上記のメッキ対応可能な大きさにほぼ全ての物が加工可能だと思います。しかし大型トラックのサイドバンパーオリジナル製品の場合には1本物で4000ミリ製作されている様な事が御座いますが、この様な場合、下メッキ槽対応になります。(6000ミリ)このランクはデメリットが御座いますので出来る限り製作される場合には上記のメッキ槽の大きさをお考えになられます様宜しくお願い致します。素材で注意しなければいけない物はアルミニウムです。この素材には削り出し製品と鋳物が御座います。この鋳物の表面には製造過程に於いて空気が入った穴が必ず存在致します。この穴は物の品質が良い程少なく小さな穴です。ですので物の品質が悪いとバフで綺麗に磨いて分厚いメッキ仕上げ(中ランク)を施しても完成品表面に通称ブツと言う巣穴やピンホールが見える事が御座います。気にされないお客様もいらっしゃいますが、特にアルミニウム製クロムメッキ部品を再メッキ仕上げされたい場合には弊社の上メッキ仕上げを行われた方が良いと思います。
メッキ加工の参考
before
- 希少価値車サニークーペエンブレム純正品が右側で左側は3Dスキャン後にプリンター製作したABSライクです。
after
- 左側は経年劣化が激しいサニークーペエンブレムで右側は最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施した状態です。
メッキ加工した例(ブログ)
- 2021年01月05日
- 新型アウディのセンターキャップエンブレムを本金メッキ加工
- 2020年12月25日
- 釣具部品にメッキ加工
- 2020年12月21日
- 通称ダルマセリカのバンパー再メッキ加工の注意点
- 2020年12月16日
- 430セドリック バンパーモール 再メッキ加工
- 2020年12月15日
- メッキ工房光沢屋令和2年冬季休業のお知らせ
その他のメッキが可能な素材
- 樹脂メッキ加工に適した素材
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- 素材 -
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- メッキ後 -
ABS、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アクリロニトリルスチレン(AS)、FRP(新品未使用品で塗装無し)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリル、レジン、合成樹脂等
樹脂部品のほとんどの素材に対して最高品質のクロムメッキ加工が可能ですが、経年劣化で素材が傷んでいる様な状態や純正部品にオリジナル塗装されている場合には不可になる事が御座います。(元々純正部品に塗装が施されている場合は可能です。)
※写真のパーツはPP樹脂で傷とホコリが付かない様に塩化ビニルを装着しております。 -
- その他
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- 素材 -
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- メッキ後 -
銅、ニッケル、硬質、白金、真鍮、古美、金、亜鉛、ユニクロ、クロメート等、全般
クロムメッキ加工以外の様々なめっきも対応可能です。そしてモーター関連以外の商品も喜んで加工をお受けさせて頂いております。
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