その他トラック部品
素材:FRP
加工:特殊クロムメッキ加工
- 持ち込まれる際の注意点
- 旧車マフラーの素材にはスチール製品が多く採用されており現行バイクの様にステンレス製やチタン製は存在しなかったと思います。当時はスチール製マフラーにクロムメッキ加工を施す事により高級感を演出していした。弊社にご依頼頂くパーツの多くは経年劣化による錆や転倒により傷が付いている、又は凹みがあったりします。しかし弊社はマフラーに対してもメッキ剥離後に板金加工を施す事で形状修正し高品質なマフラーメッキ加工を行っております。お受けできない素材としてはチタン製、ステンレス製物は不可となります。その理由はメッキが電着したとしても、これらの素材は熱に弱い為剥がれやすくなります。それでは旧車バイクマフラーへ再メッキ加工を施した1例をご紹介させて頂きます。希少価値車のZ1のお話ですがマフラーの長さは1600ミリありしかも4本です。Z1マフラー純正品には必ず1本ずつにメーカーのロットナンバーが刻印されており、再メッキ加工を行う際には必ずこの部分は残しておきます。因みに現在は海外産のレプリカ製品もあるようです。1972年式で古い為に経年劣化が酷く1600ミリ全体にきつい錆が表面に表れている様な状態でした。しかもマフラー内部に長年付着していた煤汚れを専用の薬品で徹底的に洗い流してメッキ液に煤が混ざらない様にこの作業を行います。このスチールの肉厚は差ほど分厚くないのでメッキをシアン剥離によって生地を出すと案の定、腐食による貫通穴があちらこちらに表れていました。次に行うのは当然板金加工による腐食痕と貫通穴を埋めていく作業なのですが、マフラーの板金はバンパーと違い筒状なので板金を行う際に鉄板を裏面にあてる事が出来ません。かなり難易度が高く腐食の状態によってはマフラーの場合、新品の様な生地に仕上がらない事も珍しく無いのです。しかし出来る限り徹底的に穴埋め作業を行って元の生地に近いレベルにまで戻してもらいました。次に行う作業がバフ研磨作業です。マフラーにもよりますがZ1は1600ミリの長さは御座いますがストレートタイプに近いので全体を綺麗に磨けるメリットがある物です。そして次に行うのがバフかすと汚れを脱脂液で洗浄してからメッキ加工を施します。マフラーメッキ加工のメッキの厚みはバンパーの厚みの様な仕上がりにすると熱に負けてひびが入ってしまったり割れてしまったりします。分厚すぎず薄すぎずこのバランスが凄く大切になってきます。再メッキが一番難しいマフラーの形状は1本物が途中から本数が増えるタイプです。この様なタイプはバフが当たり難い個所が多く磨き面との差が出てしまいけん制した時の綺麗さが部分的に変わってしまうデメリットがあります。
メッキ加工の参考
before
- 旧車に装着していて経年劣化が激しいスチール製グリルです。
after
- 旧車トラックの経年劣化したスチール製グリルに厚メッキ加工を施した状態です。板金加工も施しております。
メッキ加工した例(ブログ)
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その他のメッキが可能なアイテム
- バンパー
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2300ミリを超える大型トラックオリジナル舟形バンパーにクロムメッキ加工ができます。板金が必要な280SLやハコスカなどの旧車バンパーそして現行車の樹脂バンパーにも最高品質なクロムメッキ加工が可能です。
素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)
- ホイル(バイク、自動車、トラック)
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ISO22.5インチ大型トラック用スチールホイルにクロムメッキ加工が可能です。26インチまで対応可能(形状と素材の状態による)
素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)
- ドア
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特にドアメッキのご依頼の殆どがトラックです。軽トラックから大型トラック(トレーラーヘッド)のドアへの加工が可能です。(スペースレンジャー用)
素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)
- バイクペダル(キック)
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バイクチェンジペダル(キック)等はアルミニウム製やスチール製で出来ている事が多くメッキ加工を施してから足をのせる為のゴム製パーツを装着させて製品になっています。
素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)
- バイクフェンダー
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クレージーフランクフェンダー外周部に装着されている丸パイプ溶接とフェンダーとの深い溝に板金加工を施してからメッキ加工を施しております。(綺麗さにお客様がビックリされてました。)
素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)+板金加工
- フロントグリル(自動車用、トラック用)
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このグリルは40数年前に生産されたトラック用純正グリルで現在としては希少価値がかなり高い様でそれに再メッキ加工を施しました。(2380ミリのグリルまで対応可)
素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)+板金加工
- その他自動車部品
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旧車で使用されているクロムメッキが施された金属外装部品、例えばアウタードアハンドルやエンブレム、マスコットパーツ、テール枠、リム等、様々なパーツに亜鉛ダイカスト(アンチモニ)が使用されていました。これらの素材のパーツに対して綺麗な再メッキ完成品を作る為には上メッキ加工でなければ出来ません。
素材:亜鉛ダイカスト(アンチモニ) 加工:上メッキ仕上げ
- その他バイク部品
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マフラーに再メッキ加工を施して当時の様な綺麗な状態に蘇らせる事は可能で御座いますが内部に触媒が入ってると不可になります。旧車マフラーには触媒が装着されておりませんので殆どの場合は可になります。しかしながら内部にはびっしりと煤汚れが付着している為にメッキ槽が汚れてしまいます。装飾クロムメッキ工場の殆どがこの様な場合加工を受けてくれないのですが普通です。弊社はマフラー内部を専用の薬品により徹底的に洗浄した上でマフラー専用のメッキ液を用いて加工致します。(上の写真はクレーン車ラフター純正マフラーに電着を施しました。直径は300ミリです。)
素材:鉄(スチール) 加工:マフラー専用クロムメッキ仕上げ