樹脂メッキ加工に適した素材

素材:ABS、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アクリロニトリルスチレン(AS)、FRP(新品未使用品で塗装無し)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリル、レジン、合成樹脂等

持ち込まれる際の注意点
樹脂の種類は問わず、どの素材も金属部品と違い経年劣化すると次第に固くなります。言い方が悪いですが人は年をとると肌が次第に油分が失われて硬くなります。その為、冬や洗い物をするとかさついた肌がひび割れを起こす事が御座います。イメージで言うと樹脂部品もこの様な感じになります。メッキ加工に於いて樹脂部品の素材を気にする事よりもこの様な事を第一に考えなくてはいけません。高品質なクロムメッキを施すのに必ず強い薬品や75度のメッキ槽(液)に耐えらなければいけません。新品未使用品メーカー純正品は高品質な素材を使用している事が多いので、これらに対して耐える事が出来ます。更に言うと樹脂部品で素材の厚みが薄う場合、例えばその部品を指で少し力を入れた押した時に歪みが生じる様な薄さ等、この様な樹脂の薄さで最高品質のクロムメッキ加工である電着メッキ(ドブつけ)を行うと表面は凄く綺麗にはなりますが、部品に歪みが生じてしまい自動車などに完全に装着できない仕上がりになる事が御座います。弊社にご依頼いただくお客様の多くはご自分の愛車にご希望部品にメッキ加工を施した時のイメージが既に出来上がっておられます。なので薄い素材の樹脂部品であったり、経年劣化した部品であってメッキ加工を施して部品に歪みが生じてしまっても構わないとおっしゃってご依頼される事が多いです。この場合、歪みが生じてしまった部品を愛車に装着される時に調整したり様々な工夫をされておられます。弊社の樹脂メッキ加工は表面にシボ(ザラザラした)状態であってもその表面をフラットにして生地を整えます。その為に、通常では出来ない様に部品に電着が可能です。その中の加工例をご紹介させて頂きます。実名は出せませんが関東にある最大のテーマパークに存在する皆様が知っているモニュメントに金メッキ加工を施した実績が御座います。完全な24金仕上げの風合いです。この樹脂はレジン製樹脂で皆様がよくご存じのメッキパーツの樹脂であるABSとは違い通常では金メッキは勿論、クロムも出来ません。しかし弊社はこの様な樹脂素材にも高品質な加工が可能です。モーター関連に特化してご依頼をお受けさせて頂いておりますが、一部樹脂製モニュメントにも様々な施工を行っておりますのでお気軽にご相談ください。


メッキ加工の参考

before

日産旧車樹脂製エンブレムです。ご覧の様に経年劣化が酷くご覧のありさまです。(旧車セドリック)

after

経年劣化が酷い日産旧車樹脂製エンブレムを最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施した状態です。当然、電着のドブつけです。(旧車セドリック)

メッキ加工した例(ブログ)


その他のメッキが可能な素材

クロムメッキ加工に適した素材
  • - 素材 -

  • - メッキ後 -

スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ(亜鉛ダイカスト)真鍮等、樹脂全般

弊社は樹脂、金属共にほとんどの素材に対して最高品質のクロムメッキ加工が可能ですが、マグネシウムとタングステン素材の場合、不可になる事も御座います。(メッキのランクを下げれば可能な場合も御座います。)

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その他
  • - 素材 -

  • - メッキ後 -

銅、ニッケル、硬質、白金、真鍮、古美、金、亜鉛、ユニクロ、クロメート等、全般

クロムメッキ加工以外の様々なめっきも対応可能です。そしてモーター関連以外の商品も喜んで加工をお受けさせて頂いております。

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